概要
トルコの砂漠の上空に潜むとされる四本の角を持つ雲よりも背の高い鬼の様な姿をした巨人。
砂漠で命を落とした数多くの旅人たちの亡霊の集合体で、砂漠を歩いていると突然姿を現して竜巻を発生させて旅人を飲み込み、一瞬にして喰らってしまうとされる。
なお一説には竜巻の正体は妖怪だと考えた結果、生み出されたのではないかとされている。
元ネタ
バビロニア神話の精霊ウトゥックの一種で、悪霊であるとされるエキンム(Ekinmu)/エディンム(Edimmu)がモデルであると考えられている。
創作での扱い
後半の敵組織デルザー軍団所属の荒ワシ師団長の先祖がこの魔神であるという設定。
ファミコンで発売された『女神転生』、『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』に”邪鬼”エキム(Ⅱではエキンム)として登場。下半身が竜巻状のジンのような姿の悪魔という解釈である。