酒呑童子(無双)
しゅてんどうじ
私は私として、最後まで人とともに歩もう
『無双OROCHI2』に登場するキャラクターの一人。
力強さと風格を兼ね備えつつ、どこか影のある大男。
赤髪で、瞳は右目が黄色で左目が紫のオッドアイ、口元の金色の牙、面頬から伸びる2本の角が、独特の風体を際立たせている。
立ち絵などではふてぶてしくすら見える笑顔を浮かべているが、実際は朴訥な好青年。
高い戦闘力を持つが自身の名前以外の記憶を喪失している謎の存在。また、己の出自を知りたいという強い欲求を抱いている。妖魔軍の蛟に拾われて以降、言われるがままに討伐軍と対峙する。
太公望曰く彼は「妖蛇討伐のカギとなる存在」であり、記憶を取り戻すために討伐軍に加わる事となる。
アタッカータイプはワンダー。武器は手にもっている大きなひょうたん。
よくいっしょに描かれている雪だるまは、彼のユニーク武器の一つである。
第二衣装では青基調の黒髪になる。
その正体は、妖蛇出現の際に遠呂智から剥離した力が鬼の姿を成した存在。遠呂智が死した事で抑えられなくなった力が妖蛇であり、その力の源流は同じなのである。彼の力こそが妖蛇に対抗する唯一の希望であり、暫くシナリオを進める事で妖蛇を撃退可能になる。
司馬昭らにとって敵ともいうべき遠呂智の残り滓という事で本人に苦悩もあったようだが
最終的には太公望らに「お前は遠呂智ではない」と励まされ、人間と共に過ごすうちに酒吞童子としての自身を確立し、自分に自信を持つ。言わば遠呂智の裏の顔、遠呂智からこぼれ落ちた良心なのかも知れない。
『2』では主要人物だったものの『無双OROCHI3』では、遠呂智を復活させるために妲己に攫われ、神格化した呂布からの不意打ちで倒されて出番が終了する。ラストステージクリア後にセリフもなく仲間に加入する。3Ultimateでも出番や見せ場はなく、キーパーソンだった2時代と比べるとかなり不遇な扱いになっている。
アタッカータイプはパワー。
特別友好は、張飛と柴田勝家。