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概要編集

第275話〜第278話に登場。田舎から東京に出た杉元佐一菊田特務曹長と出会い、彼の頼みで花沢勇作の替え玉としてお見合いをした女性。


息子が死亡率の高い聯隊旗手になることを望まない花沢夫人によって縁談を取り付けられ、二人の間では(旗手の暗黙の要件である)「勇作さんの童貞を奪え=既成事実を作って財閥に引き込め」という旨の手紙のやり取りもしている模様。

菊田は杉元の「品がある」顔立ちを見込んで替え玉を頼み、花沢勇作童貞防衛作戦を進めるが…。

人物編集

三菱財閥の幹部の娘で、現在は華族女学校に通う令嬢である。菊田によると華族女学校は縁談が決まれば退学となるのだが、なかなか縁談が決まらない花枝子は焦りに焦っているとのこと。


凛々しい顔立ちの美女で、お見合い写真を見た杉元も「美人さん」と評している。だが非常に面食いで、お付きの女中・山中ハマ子にも「だから行き遅れるんですよ」と冗談めいて指摘されるほど。

そのため美形の勇作(のふりをした杉元)を気に入り、ハマ子の言う「ズドンでオギャー」を実行しようと目論む。

捏造憲兵団式 金カムパロ 寅佐変 13

結局のところは鶴見や勇作本人の登場により失敗。杉元の正体を知ってもなお彼と結婚したがっていたが、彼やハマ子の言葉で思い直し、最後は陸軍に入ろうと考える杉元を見送った。


彼女が面食いだったのは中退していった友人を見返すために素敵な男性を捕まえ、自分の優秀さを証明するためでもあったようだ。

その後は財政界の大物と浮名を流し「女帝」と呼ばれるまでの存在になる。日露戦争では婦人会で帰国する傷病兵の看護や戦争未亡人への援助に尽力するなど、多方面で活躍した。

余談編集

金子花枝子

モデルは不明だが、読者の間では渋沢栄一の後妻伊藤兼子女傑と評された実業家広岡浅子辺りではないかと予想されている。

関連タグ編集

ゴールデンカムイ 杉元佐一 花沢勇作

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