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院内警察

いんないけいさつ

『院内警察』は、原作:酒井義、漫画:林いちによる日本の漫画作品。
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概要

『院内警察』は、原作:酒井義、漫画:林いちによる日本の漫画作品。「ヤングチャンピオン」にて2021年9号より連載中。正式タイトルは、『院内警察〜アスクレピオスの蛇〜』。


2024年1月に実写ドラマ化。主演は桐谷健太。主題歌はEveの「Pray」。


登場人物

元捜査一課所属の院内警察官。ぶっきらぼうで不真面目な性格をしており、院内では「軽薄で」「空気が読めない」「給料泥棒」という意味の3K(川本からは「クソつまらない」が追加され4Kに。)で呼ばれ忌み嫌わている。一方で、患者からの信頼は厚い。捜査一課時代に培った類稀なる洞察力は衰えておらず、それに加え元来持っていたフォトグラフィックメモリーを利用して様々な策を講じて院内のトラブルを解決していく。

どうやら榊原との因縁があるようで、恋人である美咲の死に関与したとされる当時の治験責任者の彼の闇を暴こうとする。高木の医療ミスで阿栖暮総合病院を半ば強引に脅し、アクセス権を手にする。

榊原の過去や治験について調査を進める中で自分一人で抱え込み真相を追求しようとしており、それを横堀に見抜かれている。

それもあってか、ある出来事を機に自分一人で背負わず素直に他人に頼るようになった。

しかし、調査結果により美咲の死と治験は何も関係がなかった(美咲は治験薬ではなく偽薬を服用されていた)ことが判明し、これまで心血を注いで調査してきたことが無意味だったのかと打ちひしがれたが、川本の励ましにより今度は副作用で亡くなった患者とその遺族のために真相を追求する決意を固めた。

その後、失踪した榊原の行方を追い、今井結依の母親に刺されそうになった榊原を庇い刺されてしまったが、傷が浅く数日後に完治下。

その後、調査結果が吾妻によるものだったこと、虚偽の情報だったことが発覚し美咲もまた死因が間質性肺炎だったことが発覚した。

そのため、すぐさま治験の中止のために厚生労働省への告発を計画。榊原の協力のおかげで見事中止へと追い込むことに成功した。

しかし、その後榊原から美咲の本当の死因が自殺であることを告げられたことで激怒し、榊原に殴りかかった。その後も美咲の自殺を信じられず唖然としていた。

しかし、恋人の死の真相を追求する決意を固め、見事真犯人を見つけ出し、警察に引き渡した。


阿栖暮総合病院きっての孤高の天才外科医。原作では白髪だが、ドラマでは黒髪。尼子とは高校時代の同級生。

HLHS(左心低形成症候群)を抱える妹・希の容態が急変した際に際に倉田が別の患者を優先させたため彼女はこの世を去ってしまった。その一件で倉田と因縁があるものの、本人は「個人的な感情は無い」と述べている。

周りからは「日本一の外科医」ともてはやされているが、自身を絶対視する考えを「粗雑な態度」と一蹴しており、慢心は一切ない。しかし、自身の野望と出世のためなら(患者に危険が及ばない範囲内で)謀略を巡らせるしたたかな一面も持っている。

武良井とは面識がある模様。どうやら、数年前にとある患者を死なせてしまう医療事故を起こしていたらしく、それを武良井に糾弾された。

しかし、彼の口から語られたのは高木の尻拭いをさせられ、病院のためという大義名分に基づいて死因の改竄に加担したというものだった。

しかし、武良井は彼が更に何か隠していると思っているようで、アクセス権を行使しながら「美咲と同じ治験で間質性肺炎を起こした患者が存在しており、それを榊原含め病院上層部が隠蔽している。」と推測し、更なる真相を追っている。

その後、倉田の収賄に勘づいたためそれを利用し院内交番にそれを暴かせ、彼が懲戒免職になったことで後釜として若くして外科部長の座に上り詰めた。

妹と同じHLHSを患っている患者・今井結依を救おうと奮闘しており、その容態から失敗を恐れて院長が手術の中止を提案したが、治験の件を引き合いに出して脅し黙らせた。

手術自体は成功したものの、術後の経過観察時に容態が急変しそのまま亡くなってしまった。それ以降、彼は精神的に不安定となっただけでなくスランプに陥り、ついには失踪する事態に…。

そして、時を同じくして彼が治験にて宮内香織の死因の改竄を行っていたことが判明した

その後、携帯を捨て街中を彷徨っていた際に彼の後をつけていた結依の母親に「人殺し」と罵られ殺害されそうになるものの、間一髪武良井が庇い刺されたことで事なきを得た。

その後、彼から治験の改竄について問い詰められるものの、改竄の時間帯は緊急手術が入っていたこと、そもそも宮内香織の間質性肺炎についての報告を受けていなかったことが判明。別の人物が榊原の名を騙り改竄を行っていた可能性が浮上した。

その際に、武良井から叱咤を受けたことでスランプを克服した。

その後、武良井に厚労省への直接報告(内部告発)を提案。見事治験を中止させることに成功した。

その後、美咲の死が自殺の可能性が高いと武良井に告げたことで彼に殴られた。それと同時期に彼の周りで悪質な盗難、物品破壊などが相次いだため院内交番に事件の解決を依頼。見事、武良井とともに事件の解決に貢献した。

その後、治験の隠蔽に関与した責任を取り外科部長を辞任。だが、本人は「当然の処分」と納得した様子だった。


院内交番

阿栖暮総合病院に設置されている治安維持のための部署。主に病院内のトラブルへの対処や遺失物の捜索等を行っている。武良井、横堀など元警官の受け皿としての側面を担っている。


新人事務員。病院事務として勤務する気でいたが何故か院内交番配属となったことに困惑していた。そして、なし崩し的に武良井とバディを組むことになる。結局、「枯れ専として見たら職場環境は悪くない」と言い聞かせて自ら折り合いをつけて納得した。

自分一人で抱え込み肝心なことは何も教えてくれない武良井に対して不満を抱いており、「自分にもやれることがある」と主張している。


室長。武良井と同じく元警官であり、武良井と川本を支えるおやっさん的存在。

還暦を過ぎたおじいちゃんにもかかわらず身体能力は未だ衰えておらず、半グレ程度なら簡単に制圧可能。


阿栖暮総合病院

医師

腫瘍内科医。武良井とは知己の関係であり、勝手に院内交番のソファで仮眠を取っている。また、榊原とは高校時代の同級生であり、彼のことを「手段を選ばない男」と評している。


外科部長。患者を第一に考える医者の鑑のような人物だが、難しい手術の執刀を榊原に任せるなど完全に依存しており、上條ら他の外科医を蔑ろにしている状態を作ってしまっている。

しかし、榊原が自身の方針に反抗し始めたため、副院長就任を機に彼に心臓外科手術を回さないという執拗な嫌がらせを行うようになる。

しかし、武良井達によって金銭授受が暴かれ、院長にもその一部始終を見られていたため、懲戒免職処分となった。

その後、居酒屋を飲み歩くほど荒れた生活を送っており、その最中武良井が接触。治験を他の医師に丸投げしていたにもかかわらず副作用で亡くなった患者が3人出ただけで治験を中止する訳にはいかないとして強引に続行させたことを指摘され、ブチギレた後居酒屋を武良井に払わせて立ち去った。


外科医。勤勉で真面目・努力家だが正義感が強く、そのせいで孤立している。父親は「夢を諦めてほしくない」一心で娘である彼女を医大に行かせるために働き詰めとなりそのまま過労死した。そのため、その身を犠牲にしてまで自身の夢を後押ししてくれた父親への恩返しもあってか医師としての責任感が強く、担当患者である野田を榊原に奪われたため、この件を含め外科の現状に対して「若手の外科医が毎回榊原先生に執刀経験を奪われていたら、後進が育つはずがない」と指摘し倉田と榊原に啖呵を切ったが相手にしてもらえず、更には炎上発言に関する追及を逃れるため体調不良を理由に入院してきた国会議員・岩井幸吉の主治医を押し付けられ、「名ばかりの主治医」にしかなれない自身の病院内での存在意義・医師としての在り方に対して「父親の生命を犠牲にしてまで医者になる価値はあったのか」と苦悩するようになる。

しかし、岩井との交流の中で自身の医師としての在り方と存在意義を見出して立ち直ることができた。


麻酔科医。日向の姉。酒癖は非常に悪い。元々母子家庭だったが葵が大学生の時に母親が他界。母の死後は妹と共に二人暮しをしていた。妹がパワハラまがいの指導を受けていることを半年前から察知し、突然家から出て行ったこともあって妹の体調を心配している。

その後、武良井達の捜査でストーカーの存在を知り自ら囮を買って出て、高校時代演劇部だった経験を活かし犯人である清掃員の村松の逮捕に貢献した。なお、村松と対面した際に「きっしょ」と吐き捨てた。

その後、安原の証言で彼女が榊原のパスワードを盗用した上で不正アクセスを行い、宮内香織のカルテの改竄を行っていたことが判明した。

動機は恋人である吾妻を守るため。吾妻は治験の責任者であり、彼の集大成である治験を中止にさせないようにするために彼の命令で改竄を行っていた。


整形外科所属の看護師。葵の妹。連絡を忘れてしまうなどおっちょこちょいな面がある。上司の神谷からパワハラまがいの指導を受けている疑惑があり、その他にもとある人物からの一方的な匿名の手紙の送り付けや盗聴器による盗聴、盗撮等のストーカー行為の被害にも遭っており、それらのストレスによるものなのか原因不明の息切れが頻繁に起きている。その後、武良井達と姉・葵によって清掃員の村松が犯人であることが判明し、そのまま逮捕されたためストーカーの件は解決した。その後、パワハラ疑惑のあった神谷は単に「彼女を【自分の身は自分で守れる一人前の看護師】にするため」あえて厳しく指導していたに過ぎず、彼女の真意を理解したことで改めて看護師として患者と程よい距離感で向き合う決意を固めた。

その後、姉が治験患者である宮内香織のカルテ改竄を行っていたことを知り、唖然とした。


循環器内科副部長。日本茶への拘りより皆から「おちゃっこ先生」と呼ばれる。しかし、その実態は指導医であることを利用して前川をいびり倒しこき使う、患者よりも学会と自身の研究を優先させるという医者の鑑とは到底言えない性格を持った自己中心的な人物。担当患者の乾井卓の件で自身が責任を追及されないように死因を改竄し、遺族には心筋梗塞と伝えるように前川に指示した(実際は肺塞栓)。

しかし、武良井にその件を暴かれ、院内交番の監視対象となった。


宮内香織の担当医。勤務中に閉塞性肥大型心筋症が発覚しその後容態が急変。一時は生死の境を彷徨っていたが、榊原の手術により生還。意識を取り戻した後、治験のことを話し始めた。


患者

入院患者。度々院内交番に依頼してくる常連さん。余命宣告を受けている。本人は「絶好調」が口癖だが、妻曰く、大抵その言葉を言う時は本人が一番無理をしている状態だという。在宅での緩和ケアのために退院する際、最後の依頼として数年前に離婚して以降連絡が取れない元妻の捜索を院内交番に依頼する。

しかし、妻から断られたと武良井から報告を受けたため、自身の死期を悟り、彼から教えてもらった電話番号で妻に最後の連絡をし、その翌日に息を引き取った。


故人。武良井の恋人。生前は看護師をしており、武良井とはバーで出会い親交を深めた。しかし、ステージⅣの胃癌と診断され、阿栖暮総合病院に入院することになった。抗がん剤治療の治験を受けていたが、その途中で間質性肺炎を起こし亡くなった。その死に榊原が関与していると武良井は推測しているが、あくまで榊原が関与していたのは死因の隠蔽であり、本当の死因は外階段を歩いていた際に誤って転落し胸と背中を強打したことによる心臓破裂だった。榊原は後に現場の状況から「自殺」と推測し、それを武良井に告げた。

しかし、その死の根本的な原因は看護師・工藤和子との揉み合いの末に起きた不慮の事故だったことが判明。工藤は病院側の命令で治験に使用する筋弛緩剤を3本備品倉庫から取りに行ったが、それを美咲に見られてしまったことで口論となり、揉み合いの末転落してしまったのが真相だった。


その他

半年前に阿栖暮総合病院を辞めた循環器内科の専攻医。術後に胸の苦しみを訴えた乾井卓の急性心筋梗塞を疑うと同時に、術後であることから肺塞栓でないことを確認しておいた方が良い、とアドバイスしたが、高木に阻まれた。乾井の件もあって退職し、現在は千葉の「沢所クリニック」勤務。

しかし、武良井から挑発させられる形で半年前の医療事故の真相を究明する決意を固めた。

その後、武良井が医療事故の真相を暴き、病院側に彼を戻すよう条件を突きつけたため、再び戻ることができた。


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