曖昧さ回避
- 就職活動に於ける俗語で『きつい、危険、汚ない』の頭文字を取った略語。
- サラ金に於ける俗語で『高金利、過剰融資、過酷な取り立て』の頭文字を取った略語。
- 住宅の間取りで部屋3つと台所(キッチン)という意味。
- 高学歴、高収入、高身長の略、三高とも言う。
- KKKの別称。
1.の概要
『きつい、危険、汚い』の頭文字(ローマ字)を取ったもの。(順不同)
劣悪な労働環境を表し、バブル時代の就活ではこういった職種が特に忌み嫌われた。
具体的には土木・建築・長距離トラック・漁師のようなブルーカラーの肉体労働を指した。
ただし、バブル崩壊後はホワイトカラーの賃金が停滞もしくは低下する中で、これらの職種の賃金は相対的に高いことが多く、現在では学歴や経歴に関係なく選ぶ者は珍しくない。
一方で、現在では介護を3Kの代表とすることが多い。
派生型として、『危険、汚い、きつい、給料安い、休憩ない、帰れない』などもある。
単純に人手不足の原因になるが、労働基準法に違反している場合もあるので注意。
2.の概要
消費者金融(いわゆるサラ金)が全盛を極め、同時に社会問題化した1980年代に、その問題点を端的に表して生まれた俗語。後の法規制によりこのような貸し付けは緩和されたものの、現在まで続くサラ金のダークなイメージは当時の名残と言える。
4.の概要
しかしバブル崩壊後は世相が大きく変わった為、現在ではあまり聞かなくなっている。
2010年のアクサ生命の調査によると、結婚相手に求める条件は「価値観が合うこと」「金銭感覚が一致していること」「雇用形態が安定していること」がトップ3となり、奇しくもこれらのイニシャルもKであることから現代における3Kの実態とされる。
旧3Kは『遊戯王SEVENS』にて安立ミミの使用する【水族】のサポートカード「3Kボルト」の元ネタでもある。
なお、近年においては
- 4低(低姿勢・低依存・低リスク・低コスト)
- 3強(生活力が強い・不景気に強い・肉体や精神が強い)
- 3温(優しさがある・愛してくれる・安心感がある)
- 3生(生活力・生命力・生産力)
だの、求めるものがコロコロ変わる始末であり、中には「安定した公務員で年収1000万円!」という非現実的な要望まで出てくるくらいである。