「霹靂天闕」とは、 霹靂布袋戲で素還真が登場するシリーズの第8作目である。
1990年6月開始で、全30集。
作品解説
概要
前後のシリーズとそのまま続く内容だが、集境との抗争が武皇の登場と一頁書の復活により変化する一方、三途判に対しては素還真が行動を始める。
また、不老長命の秘術が記されたという三つの書物を巡る争いが新たに始まるが、それにからんでしばらく姿を見せなかった北域の人々が出て来る。
なお、霹靂布袋戲ではしばしば「選ばれた8人」や「運命の7人」といった設定が出てくるが、候補者はだいたい欠員が出る。
主な登場人物
中原一の賢人。三途判を滅ぼすため、七本の吸雷針を集めている。
- 素續緣
素還真の息子。滅境で修行している。
- 花影人
集境十八樓樓主の一人。他の樓主をまとめ苦境への侵攻を進めようとするが、「武皇」の影に脅かされる。
雲渡山の高僧。武皇と親しい。
- 武皇
集境の本来の統率者。一皇三宮六殿十八樓という中央集権体制を築いた。
- 釵頭鳳
飛鳳居の女主人。武皇と関係があるらしく、周囲に対して居丈高に振舞う。
- 今生一劍
釵頭鳳の護衛。頭に剣が刺さった状態で生きている。
- 鬼王棺
三途判のリーダー格。素還真を警戒しているが、全体として状況を楽観視している。
- 業途靈
三途判の一人。苦境の混乱を面白がっている。
- 腹中首
三途判の一人。シリーズ内で性転換する。
- 表象意魔
滅境十三邪霊の長。天禍妖狐を狙っている。
- 枯葉
苦境の剣客。素還真から十三邪霊や三途判への対応を依頼されていたが、人間関係のもつれに苦労する。
- 霧谷老人
枯葉の年の離れた友人。魔域から秘術書を持ち出したと疑われる。
- 一休禅師
眼帯をした修行者。しばらく姿を隠していた。
- 天禍妖狐
魔域の権力者、阿修羅主宰の忠実な部下。
- 慈航渡
滅境で「聖翁」と呼ばれる人物。羽化登仙のため滅境に戻る。
- 正傳
滅境に住む書生。金小開に優しくする数少ない人間。
- 燕渡關
滅境の青年剣士。父の仇を追っているうちに表象意魔の部下になる。
- 佛蓮
滅境の実力者、輔天の娘。男装して苦境を訪れる。
- 金小開
葉小釵の孫。祖父に勝つために力を欲している。
刀狂劍痴の通称で知られる剣客。記憶と自我を失い幼児化している。
関連タグ
関連リンク
- 公式サイト紹介ページ「霹靂天闕」※中国語