概要
正式名称:大韓民国空軍、韓称:대한민국 공군、英称:Republic of Korea Air Force、略してROKAF。
朝鮮戦争直前の1949年に発足。当初の保有機材は数機の連絡機がせいぜいの小規模な航空部隊だったが、朝鮮戦争にてソ連からMiG-15ジェット戦闘機等の軍用機多数を供与された朝鮮人民軍空軍(北朝鮮空軍)と対峙したことで、アメリカからF-86ジェット戦闘機など多数の軍用機の供与を受ける。
以後、F-4、F-5、1990年代にはF-16、2000年代にはF-15Eの韓国仕様F-15K、2020年代にはF-35Aステルス戦闘機を導入して近代化し、国産戦闘機としてKF-21の開発を進めている。その他にもボーイング737AEW&C早期警戒管制機やKC-330空中給油機などの支援機を保有する。
烏山、ソウル、水原、大邱、泗川、光州、瑞山、群山の各空軍基地を主な活動拠点としている。
戦力規模の近い航空自衛隊と比較すると、空自が島国故に防空や対艦攻撃を重視しているのに対し、韓国空軍は陸続きの北朝鮮に対抗すべく対地攻撃を比較的重視している。