騎士サーとは?
とある平和な王国のお姫様と、お姫様を守る騎士達が集う「騎士サークル」の物語。
※この作品での「サークル」とは、古代エルフ語で「同じ志を持つ者の集団」という意味である。
2015年8月7日、イースト・プレス社より本作が書籍化&出版。
Matogrossoにて既にweb公開されてる1~3話に加え、新規書き下ろしも合わせて全10話がフルカラーで楽しめる。
更に続編の声が届き、2016年8月7日には二巻「騎士サーの姫・諸国珍道中」も発売された。
主要登場人物
カリマ姫
人間の王様とエルフの女王様の間に生まれた(つまりハーフエルフ)、とある王国のお姫様。
様々な魔法を使いこなす(ただしまだ制御は出来ない)一方、騎士サークルに入って剣術も学んでいる。
その美しい容姿と魔物にも優しい心遣いから、騎士サーメンバーにかなり愛されている。
騎士ロッソ
騎士サーの新入り熱血漢、かつ唯一の純粋な人間。
メンバーの中では若いが、剣術の腕はピカイチ。
紅炎の騎士スカルロットを亡き父に持ち、他の家族に母と双子の弟・妹がいる。
姫大好き。
騎士アズラク
騎士サーの頑固な古参、種族はエルフ。愛称はアズ。
その数々の経験を生かした知的な戦法を得意とする。
ロッソの亡き父親が剣の師匠だった。
姫大好き。
騎士ジョーヌ
pixiv掲載版の3より登場した騎士サーのチャラ男、種族は獣人。愛称はジョン。
それまではカリマ姫のフィアンセである王子様の護衛任務に就いていた。
もちろん姫大好き。
書籍版では最初から登場し、ロッソやアズラクと一緒に姫に悶えている。
騎士ヴィオネグロ
騎士サー最強の騎士、おそらく王国の騎士ではただ一人の魔族。愛称はヴィオ。
かつては魔王の右腕とも言われた魔王軍直属騎士だったが、紆余曲折を経てカリマ姫に仕えている。
騎士達の中では比較的冷静だが、姫を思う気持ちは強い。
書籍版では陰ながら姫を見守っていたが、ロッソ・アズラクに誘われて騎士サーに加入したのがきっかけで姫の前に現れる事に(最も姫には既にばれていたようだ)。
あと食べれる物は何でも食べるが、特にチョコが好きらしい。
その他の登場人物
pixiv掲載版より引き続き登場
サン国王
カリマ姫の父親。
王妃と比べるとほんわかしている人間の国王様。
一見魔物も倒せなさそうな雰囲気を漂わせているが、書籍版にて説得だけで魔王軍四天王全員を仲間にしたという、ある意味倒すよりすごい伝説をやってのけた事が発覚した。
カマル王妃
カリマ姫の母親。
厳しくも凛々しく、そして美しいエルフの女王様。
書籍版にて姫の前に出てしまったヴィオネグロに「これからは堂々とあの子を守れ」と告げた(また国王と共にヴィオネグロを連れ帰ったらしく、彼の正体は知っている模様)。
二巻にて祖国を治める父から毎週親馬鹿全開と思しき内容の手紙を貰っている事が発覚した(追伸にて『愛しの娘カマルを奪い去ったボウズはまだ生きているのか』と言ってる辺りかなり娘さん想いと思われる)。
「くっ、殺せ!」でおなじみのモンスター…なのだが、この作品に置いては(ヴィオネグロ曰く魔王が倒され闇の魔力から解放された為か)ぷぅぷぅ鳴くだけの真ん丸かわいい子ブタさんになっている。
ちなみに足跡はハート型。
本作におけるマスコットキャラと言えるだろう。
こちらも闇の魔力から解放された為か、いたずらするだけのプヨプヨしたモンスターになっている。
pixiv掲載版では姫が一体こっそり飼っていた。
大賢者様
顔が黒塗りで分からないが、決してコナンの犯人ではない。
初登場はpixiv掲載版3で、城内にオーク以外の魔物の気配を感じ取っていた(この時はカリマ姫がスライムを住まわせてた事実を暴露した為うやむやになっているが、もしかしたらヴィオネグロの正体を見抜いていたかもしれない)。
書籍版では豆知識コーナーに登場し、簡単な世界観紹介を行っている。
フィアンセの王子様
カリマ姫の婚約者で、現時点(2016年8月)では未登場。
pixiv掲載版にて護衛任務についてたジョーヌ曰く、イケメンで優しくて強いと三拍子揃った非の打ちどころがない人物の模様(男でも惚れる程らしい)。
書籍版では少し病弱である事が姫の口から語られた。
書籍版にて初登場
聖騎士団長ヴァイステラ
書籍版より登場した第一聖騎士団団長(連載当時は名前が不明で、後にビーノ氏のツイッターにて判明した)。
ロッソ・アズラク・ジョーヌより位が高く、三人(時にはヴィオネグロも含めた四人)を小馬鹿にしている。
聖騎士団長アイザック
書籍版二巻にて登場したゴーレム族の若き第二聖騎士団団長。
甘いマスクと優しさで評判なイケメンであり、騎士サーメンバーと共に各国を回るカリマ姫の護衛につく。
盗賊達
ビーノ氏の別作品のキャラに良く似ている犬の獣人の盗賊達。
初登場時に早速盗みを働いた後、姫を人質に脱走しようと目論むが、ヴィオネグロに成敗されて御用となった。
その後脱獄したらしく、ミャウ王国編にて再登場している。
メデューサ
魔王軍幹部の一人だったゴーゴンの女性。
キャタピラーと呼ばれる巨大な芋虫をペットにしている。
闇の魔力が失われた今の平和な時代を疎んでおり、魔王復活を目論んでいる。
その為に姫の命を狙っているが…
カリマ姫のお友達
全員書籍版収録のお茶会にて初登場。
流石姫の友人だけあってVIPが勢ぞろいである。
ミネット姫
猫の獣人種族が暮らし、マタタビ様を守護神と称えるミャウ王国のお姫様。
お茶会編ではカリマ姫が騎士サーメンバーと一緒に作ったお菓子を絶賛していた。
カリマ姫とは「ちゃん」付けで呼び合う仲であり、ミャウ王国で開かれるマタタビ祭に招待した。
ジパング帝国王子
日本によく似た和風の国・ジパング帝国(バレンタインもあるらしい)の王子。
お茶会編では無口ながらもお菓子は気に入っていた。
二巻ではカリマ姫を自身の結婚式に招待している。
クク
砂漠の都・ドレスローズを治めるゴーレム族族長の息子。
言葉は話さないが感情表現が豊かで、お茶会編でもカリマ姫のお菓子にすごく喜んでいた。
二巻では族長継承式典に出る予定だが…?
センチリア王子
天空の都・シエロギアの王子で、御供に小さな竜を連れている。
お茶会編にて最初は姫のお菓子を地味と言っていたが、一口食べただけで落ちた。
またそれがきっかけなのか、(フィアンセがいると知りつつも)二巻ではさりげなくカリマ姫にアプローチしている。