カードテキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600
魔法使い族レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カードの数まで、相手フィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊する。
概要
闇属性・魔法使い族のエクシーズモンスター。
カード名の由来は、タロットカード、大アルカナの1つ「教皇(ハイエロファント)」から。
カードイラストでは左手に杖を持ち、正面を向いて右手を掲げており、タロットカード(ウェイト版)をモチーフとしていることがわかる。
エクシーズ素材を1つ使うことで魔法・罠カードを破壊できる。魔導書は墓地に貯まりやすいので、確実に複数枚は破壊できる。しかし、起動効果なのが祟ってこのカードを出す地点で魔法・罠カードを発動され、このカード自体を除去される可能性が高い。
相手の伏せカードが多いほど真価を発揮する効果だが、伏せカードが多い場合このカードのエクシーズ召喚が通らない可能性が高く、かといって魔法罠を除去してからエクシーズ召喚すると効果が活用できないという矛盾を抱えている。
魔導のカテゴリー内で見ても、このカードの素材にできる魔導法士ジュノンは1枚だけであるが魔法・罠だけでなくモンスターも破壊可能。しかもジュノンの効果は墓地の魔導書を除外するためこのカードと相性が悪い。魔法・罠カードの除去という点で見てもジュノンの効果で大体事足りてしまい、このカードの立場がない。
ハイロン1体よりジュノン2体の方が強いというのはよく言われることで、自身の重い素材指定が完全に足を引っ張ってしまっている。
また、同じランク7・闇属性・魔法使い族のエクシーズモンスターにNo.11ビッグ・アイという強力なライバルが存在するのが痛い。召喚時に除去される危険性はこちらと同じだが、あちらはエクシーズ素材に縛りがないうえ強力なコントロール奪取効果を持っており、ジュノンの効果と相性が良い。(ジュノンで魔法・罠を破壊してからエクシーズ召喚すれば安全に効果を使用できる)
以上の理由から、その立場は登場当初からかなり不遇である。
余談
レベル(ランク)以外のステータスが混沌の黒魔術師やマジシャン・オブ・ブラックカオスと一致している。
また収録当時アニメ遊戯王5D'sで登場済みだった時械神ハイロンと名前が被っているが、それぞれ別の語源から別のカテゴリの命名法則に従って付けられた名前であり、特に関連はない。