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魔砲少女四号ちゃん

まほうしょうじょよんごうちゃん

丸川トモヒロの漫画作品『成恵の世界』の劇中劇。のち作者の手によって独立作品として漫画化。
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「おまっとさんでございましたっ!」


「恋と平和の魔砲少女! あ~なたの胸にぃ~、突撃よっ!!」


共通の概説編集

第二次世界大戦時代の戦車をモチーフとした魔女っ娘たちが、人類世界の尊厳と平和と少女としての日常を守らんと、魔砲を集めて全並行世界の征服を狙う魔導師ボルジーグ一派や魔砲殲滅を目的とする宗教結社ユニオンと戦う物語。


兵器類・戦車の擬人化という傾向から艦隊これくしょんおよびガールズ&パンツァーなどとの類似性を指摘する声もあるが、作品の初出は本作の方がずっと前である。というか劇中劇ながらも「兵器の(萌え)擬人化」というジャンルを切り開いた最初期作品のひとつである。つまり本作がなければ艦これもガルパンも存在すらしえなかった、もしくは登場する時代そのものが遅れてしまっていた、かも、しれない。


兵器+魔女の組み合わせはのちに同じ角川から『ストライクウィッチーズ』をはじめとする『ワールドウィッチーズ』という派生を生むこととなる。とはいえ、どちらかといえばミリタリーに比重を置いているため魔法自体は補助的に使用されてるくらいであったりする。


そして後述の事から元祖魔砲少女とも呼ばれる事がある。


『成恵の世界』劇中劇として編集

本来は『成恵の世界』の劇中劇。そのため作品としてはマイナーの部類に入り作者をして「魔女っ娘の極北」と称される。

『成恵の世界』の主人公である飯塚和人がハマッているメディアミックス作品であり、作内ではアニメ・漫画・フィギュアなどでメディア展開されている、とされる。


読切版およびラジオドラマ版編集

現実においては『成恵の世界』の連載元である『月刊少年エース』および増刊『エース桃組』にて3回ほど読切掲載された。また『成恵の世界』の枠内で劇中劇としての扱いではあるものの同枠1本ほぼ丸々使用してのラジオドラマおよびアニメ化が成されている。


のち、この作品にてメインキャストを務めた田村ゆかりが、本作に影響されたためか魔砲少女という言葉を広めたとされている。そのため魔砲少女(という用語を見出した作品)の元祖という扱われ方をされる事もある。


『成恵の世界』の読者サービス企画としてレジンキャストキットによってフィギュア化もされ、少年エース誌上限定による通販が行われた。


ヤングエース連載版編集

『成恵の世界』終了後の2014年ヤングエース5月号より単独作品としての漫画連載が開始された。


連載版の内容は以前の読切版(および成恵劇中劇版)より設定がリファインされ、旧読切版の設定は引き継いでいる部分もあるものの、基本的に物語としては反映されていない。

そのため物語の内容も第1話よりのリスタートとなっており、その内容は読切版の内容に設定リファイン分の加筆修正を加えたものとなっている。(この時に、読切版の原稿を流用した上で修正を加えているように見受けられるため、この連載によって「読切版の雑誌掲載時の原本は修正過程の切り貼り作業により、失われてしまった=コミックス化において旧読切版が永遠に収録不可能となった」という可能性を指摘する声がある)


ちなみに作者は前作において長期休載と単行本長期未刊行の常習犯であったので、今作においても当然のように、それは危惧されていたのだが、2016年7月オーバーの時点で休載1年超過となってしまい案の定だったりする。

……まぁ丸川ファンにとってみれば前作で慣らされてるから、いつもの事 で「続きはのんびり待つのが通例」だったりする。

なので、気にしたり見捨てたりしてはいけない。実際、前作はその状態でキチンと完結したのだから。


そしてヤングエース2018年12月号にて完結。明らかに未消化プロットが多くあるので雑誌側が待ちきれなかったがゆえのおれたた打ち切りだろうと言われるが、まぁ、一応の区切りはついている。


単行本は全2巻。


登場人物編集

声は「アニメ/ラジオ」の順。一人だけの場合はラジオでの演者。


関連タグ編集

成恵の世界 ヤングエース(エース桃組月刊少年エース)

田村ゆかり 魔砲少女


戦車 擬人化 兵器擬人化 戦車擬人化

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