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鳥山明○作劇場VOL.3

とりやまあきらまるさくげきじょうぼりゅーむすりー

鳥山明による漫画短編集『鳥山明○作劇場』シリーズの第3巻。
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概要編集

1997年8月9日出版。前巻からおよそ9年後に発行された作品であり、『VOL.1』、『VOL.2』とはロゴや表紙が大幅に異なる。数話で構成されているシリーズものの作品が大半を占めており、それ故に作品の種類自体は比較的少ない。収録作品は全て『ドラゴンボール』連載中の作品であり、バトルアクションを主体とした内容が多い。

豆次郎くん編集

概要編集

昭和63年(1988年)38号掲載。17頁。田舎町を舞台にしたギャグ漫画。『剣之介さま』(『VOL.2』収録)の続編を依頼された鳥山が代わりに描いた作品。バトルシーンが多く、『ドラゴンボール』の影響が見られる。

あらすじ編集

わんぱくな6歳の少年金時豆次郎は、大好きなアイスクリームを父親に奪われた怒りから不良になることを決意する。だが、どうしたら不良になれるのかよく分からないため、大人しい6歳の少年浄児に不良になるには何をしたら良いのか聞きに行く。

登場人物編集

金時豆次郎(きんときマメジロウ)編集

短気で荒っぽい6歳の少年。好物のアイスクリームを元プロレスラーの父親との争奪戦の末に横取りされ、不良になることを心にかたく誓う。凶器を持った強盗相手に素手で圧倒する戦闘力の持ち主。

浄児(じょうじ)編集

病弱な6歳の少年。1年前に都会から空気の良い村に引っ越してきた。豆次郎から不良のなり方について相談されるが、互いに不良とは程遠い生活をしているため、迷走する。

空丸くん日本晴れ編集

概要編集

平成元年(1989年)13号掲載。19頁。この作品もまた、『剣之介さま』と類似した時代劇をイメージした作風が特徴である。

あらすじ編集

繁平9年のある日。山奥で修行する少年忍者の空丸は、おじじさまから松茸を売りに町に行くよう伝えられる。空丸はその道中で、忍者を自称する泥棒と出会うが、目を離した隙に悪党3人組に松茸を奪われてしまう。

登場人物編集

空丸(からまる)編集

4歳の少年忍者。病気で寝こんでいるおじじさまの代わりに松茸を売った金でのおつかいを頼まれる。運動神経抜群で忍術にも長けており、剣を持たずに悪党3人組を楽々倒せるほどの実力者。

おじじさま編集

空丸の祖父。病気で寝込んでいる。

泥棒編集

忍者のフリをした泥棒。とはいえ、根は善人で、悪党達に対し空丸に松茸を返すよう宣告した。最終的に改心し、盗んだ自動車を落としものとして、警察に届けた。

悪党たち編集

空丸から松茸を奪うも、忍者としての本領を発揮した彼にはかなわなかった。

貯金戦士CASHMAN編集

概要編集

平成2年(1990年)から平成3年(1991年)までの間Vジャンプにて掲載。第1話と第2話が25頁、第3話が21頁の計71頁。1997年に脚本・小山高生、絵・中鶴勝祥でリメイクされ単行本化、同年Vジャンプフェスティバルにてアニメ化及びグッズ化など、シリーズでは異例の商品展開が多くなされた。地球にやってきた宇宙人が格闘技で敵と闘うというストーリーから、『ドラゴンボール』の影響を特に強く受けている作品である。

詳しくは貯金戦士キャッシュマンを参照。

DUB&PETER1編集

概要編集

平成3年(1992年)から平成4年(1993年)にかけて掲載。4話構成。全34頁。1980年代のアメリカの町並みを模した「ぺッパータウン」を舞台にした作品。なお、登場する悪役の1人が『ドラゴンボール』において、グレートサイヤマンビーデルに倒される悪漢として再登場する。

あらすじ編集

自分達がモテない理由が「車を持ってないから」ということに気付いた女たらしのダブが、相棒ピートに作らせた車に乗り込んでガールハントに繰り出す。

登場人物編集

ダブ編集

「ちょっぴりセクシーでクールなハンサムガイ」「ペッパータウンのセナ」を自称する太めの青年。ケンカで負けたことが無く、腕っぷしもかなりのもの。短気で横暴な所があり、ピーター1から「デブ」と呼ばれる度にキレるあたり、その体型を気にしている節がある。

ピート編集

ダブの親友。小柄でケンカも弱いが、3時間で自動車を作りあげる天才的頭脳の持ち主。些細なミスでダブからよく殴られる。

エリザベス編集

ピーター1のコンピュータが弾いたグラマー美女。さそり座生まれの18歳。

誘拐しようとした悪者から彼女と賞金を懸けたレースを申し込まれ、ダブが勝利するも筋肉隆々の夫と幼い娘から感謝される。

用語編集

ピーター1(ピーターワン)編集

ピートが開発したウルトラコンピュータ付きの自動車。命名者はダブ。排気量4500cc、推定500馬力以上、最高時速300キロ以上に加え、カーステレオ及びエアコンも完備している。内蔵されているコンピュータは生意気で口が悪く、ダブを度々「デブ」と言い間違える。走行以外の性能も優れており、飛行機に変型できる他、ミサイルや野球のボールを発射することが可能である。

初代は1人乗りであり、ピートはそれで「女の子を乗せられない」とダブから殴られ、直後にリアシートの分車体が長くなった2代目が製造された。

GO!GO!ACKMAN編集

概要編集

平成4年(1993年)から平成5年(1994年)にVジャンプ掲載。読みは「ゴー!ゴー!アックマン」。悪魔を主人公に据えたダークなブラックコメディ。全部で11話のショートエピソードで構成されている。全55頁。『貯金戦士CASHMAN』と同様に数々の商品展開が行われた作品であり、1994年に脚本・小山高生、絵・入好さとるでリメイクとしてセルコミックがVジャンプで連載、同年にVジャンプフェスタでアニメ化、さらにスーパーファミコンゲームボーイでゲーム化もされた。鳥山は本作について、「描いていて少し楽しかった作品で、話も短いため完全に嫌いになる前に終われて楽だった」と語っている。

詳しくはアックマンを参照。


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鳥山明

短編

鳥山明○作劇場

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