CV:梁田清之
概要
黒毛の狼のような容姿をしていて額に十字の傷がある魔犬であり
原作では、犬神軍団の首領犬神狼の式神、式神ではあるが自ら肉体を持つ精霊神である。
人間の煩悩の数と同じ108個の憑依の実を食べることによって完全体の魔神獣となる、103個食べた状態の黒帝は超鬼神のZENKIと互角に戦闘が出来る程強く回復力も高い。
106個の憑依の実を食べ繭になったが、その状態では身動きがとれず、役小鬼率いる術師達によって葬られ復活は失敗に終わった。
アニメ版では、式神と言う設定は無く犬神の愛犬と言う感じであり小鬼が言うには跳んでもない妖気を持っていると語ってる為、妖怪の類いと言える存在である。
原作と違い、アニメでの黒帝が食べる実は基本的に純粋な思いや純粋な向上心による欲望を吸い取った実を好んで食べ、暴力的な欲望や低次元な欲望を吸い取った実は食べようとはしない、それは魔神獣に成る為に効率の良いやり方なのか単に味えの拘りなのかは全く謎である。
最後は影虎の手によって魔神獣となりラスボスを務めるが、前鬼達の金剛輪ルドラの前に敗れた。
とは言え、死亡はしておらず、元の姿に戻った後、人生のやり直しを始めた犬神に付き添う形で去って行った。
何故か、南雲さやかには非常に懐いて意気投合していた。
作中での形態
- 犬の第一形態
実が残り六つの段階までは初登場時と変わらない容姿である
- 犬の第ニ形態
実が残り五つの段階で背中から悪魔の様な翼が生え、超鬼神のZENKIの鉄拳を受けても全く怯まない程にタフな体になっている。
アニメ版では翼は生えていないが、実が残り四つの段階で額に梵字が浮かび上がった、その梵字は壮真の影高野に文献が存在していて魔神獣の復活が近づいている事以外での詳細は不明。
- 繭の第一形態
実が残り三つの段階で繭となり身動きが出来ない状態な上に意思も伝わらないようになる
アニメ版では北の宇宙から暗黒星雲を引き寄せる核と言う役割の存在になる。
- 繭の第ニ形態
実が残り二つの段階で繭が腕を組んでいる人型に近い上半身の形状になり、自我が目覚め、テレパシーではあるが言語を喋れる様になり、犬神に力を与えて魔神化させた
第二形態で出きるのはテレパシーで言語を喋れる事と他者に力を与える事だけで、それ以外の事は全く出来ない欠点あり、反撃は愚か身動きすら不能な状態であった為、呪術者達に葬られる事になった。
アニメ版では、影虎が繭の第一形態に残り三つを一気に与えた為、登場はしていない。
- 繭の第三形態
実が残り一つの段階でなると考えられるが原作にもアニメ版にも登場はしていない為、どんな姿なのかは不明。
- 最終形態
詳しくは⇒こちら。
余談
黒帝は式神と言うより寧ろ、犬神使いの犬神に類する存在と言っても過言ではない
単行本7巻にあった原作者の戯言によると「犬神憑き」と「犬神使い」をモチーフにして前鬼を苦しめる敵として創作した様であり、「犬神」は「黒帝」を示していたと言う話である
関連イラスト
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巨神兵、ガラオン、セルマックス、グレート・モス:原作の黒帝と同様、作中で完全体に成り遂げられずに終わってしまった共通点がある。ただし、一番後者の方はアニメ版のこの話で完全体に成功して登場した。