プロフィール
名前 | 黒江綾香 |
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身長 | 170cm |
年齢 |
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誕生日 | 2月17日 |
通称 | 「魔のクロエ」 |
原隊 |
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所属 |
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階級 |
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使い魔 | 薩摩犬 |
固有魔法 | 『特性把握』 |
使用機材 |
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使用武器 | 扶桑刀 |
イメージモデル
名前:黒江保彦(1918-1965)
所属:日本陸軍航空隊
撃墜数:51
通称:「魔のクロエ」
鹿児島県出身。
飛行第64戦隊先任中隊長として戦ったビルマ戦線では、スピットファイア、モスキート、P‐38ライトニング、P‐51マスタングと、乗機の一式戦闘機「隼」よりも遥かに高性能の連合軍機を次々に撃墜し、その戦いぶりに味方から「魔のクロエ」と畏怖されていた。
自機より100km/h以上は優速の敵機に対して、ある時は敵の不得意な低空戦闘に持ち込み、あるいは敵を背後から密かに尾行して、油断して速度を落としたところを死角から急接近して集中射撃を浴びせるなど、その戦法はきわめて頭脳的で、陸軍飛行戦隊中では若手(太平洋戦争中は20代であった)に属する年齢ながら、早くからその名が知られていた。なお、初陣は飛行47戦隊で経験し、64戦隊へは開戦後の所属である。なお、鍾馗による一撃離脱戦法、編隊戦闘の先駆者の一人である。
実戦では九七式戦闘機、一式戦闘機「隼」、二式単座戦闘機「鍾馗」で戦果を挙げ、陸軍航空審査部ではドイツからの輸入機フォッケウルフFw190A、中国戦線で鹵獲されたP‐51Cマスタングをテスト飛行、戦後は航空自衛官としてジェット戦闘機F-86セイバーを操縦するなど、多様な機種を乗りこなしたパイロットとして知られている。
体重100kgの大柄な体格で酒とタバコを好み、明朗・豪快にして部下への心配りも絶やさず、皆から大いに慕われる好人物だった。
大の釣り好きで、行くと決めたら家族が止めても聞き入れなかった。
航空自衛隊小松基地司令に在任中の1965年、妻が止めたにもかかわらず、悪天候の中を福井県の越前海岸に磯釣りに出かけ、そこで海に落ちて亡くなっている。
人物像
扶桑海事変で、穴拭智子、加藤武子、加東圭子らとともに戦った陸軍のエースウィッチ。
古式剣術の使い手で、剣の切先に魔力を集中させ、ネウロイをコアごと一刀両断する秘剣「雲耀」(うんよう=稲妻)を戦闘で駆使して、全長300mの大型ネウロイをも撃墜。その鬼神のような闘いぶりから「魔のクロエ」という通称がついた。
明朗快活な性格で部下に慕われ、気配りを絶やさず部隊運営能力も優れており、第42統合航空戦闘隊(42JFS)時代は、ナンバリングもあって士気が地の底まで落ちていた同部隊を立て直した。第505統合航空戦闘団(505JFW)に属した時期もある。
機械好きで試作機や他国製のストライカーユニットも抵抗なく乗りこなしたため、後に陸軍航空審査部に招聘され、テストパイロットを務める。
操縦した機体の細かい性能の違いや特性を、感覚ではなく明確に数値化して表現出来たため、技術者を喜ばせた。
20歳で一度退役したが、魔力減衰の少ない体質だったこともあり、自ら天職と思い定めた航空歩兵の任務を全うすべく、半年後に再志願。前線任務には就かないという条件のもと、再び航空審査部の所属となった。
漫画版『キミとつながる空』及びイラストコラム『ワールドウィッチーズ』において、リベリオン製ストライカーユニットP-51Cのデータ収集を兼ねて、坂本美緒やセシリア・E・ハリスと模擬空戦を行っている。前者では、黒江が披露した秘剣「雲耀」を、坂本はその場で見様見真似ながら再現。結果的にこの技を伝授した形となった。また後者での模擬戦は、初撃墜(おそらく『アフリカの魔女 ケイズ・リポート3』で描かれたダカール防空戦)以後伸び悩んでいたハリスに自身を付けさせ、彼女の飛躍的成長のきっかけを作った。
趣味は魚釣り。加東によれば任務の合間も暇さえあれば釣りをしているとの事で、坂本と再会したのも釣りをしている時だった。なお、若かりし頃に幼少期の坂本の面倒を見たことがあるらしく、7年後の『キミとつながる空』では互いに気心の知れた関係であるのが窺える。
初出は『コンプエース』第3号(2005年9月)掲載のイラストコラム版第3回。ウィルマ・ビショップ、ヘルマ・レンナルツに次ぐ古参である。ウィルマやヘルマにも言える事だが、初出当時は空戦ストライカーユニットに膝関節があるなど、現在のものとはデザインが異なる。