CV:中井和哉
概要
戦後日本の財界を裏で牛耳り、哭倉村を支配する龍賀一族の次男。
村の禁域である島への上陸を犯した後、何らかの理由により心を壊してしまい、現在は蔵に引き籠もって絵描きに没頭している。
余談
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※以下、ネタバレ注意
本編中盤に置いて、約10年前にとある幽霊族の女性(※リンク先ネタバレ注意)に好意を抱き彼女を助けようとした結果、一族の裏切り者として『裏鬼道』(鬼道衆から破門された外法者集団)のリーダー・長田幻治の術により精神を破壊された事が、長田本人の口から語られる。
かろうじて死こそ免れたものの、以降は禁域での記憶を失い、助けようとしたその女性の絵をひたすら描き続ける廃人と化してしまった。
終盤、村中に溢れ出た狂骨の復讐によって村人達が惨殺されていく中、狂った様に笑いながら彷徨っていたところを克典の運転する車に撥ねられ死亡する。
一族達が権威欲や物欲、保身に走る中にあって、ただ一人純粋な恋心から行動を起こした人物であり、本作では数少ない全く落ち度のない被害者。
そのためか狂骨も、彼を襲おうとする素振りは見せていなかった。
- 一族の秘密については何も知らず、使い捨てられる立場だった克典も、直接狂骨から襲われる描写は無い。
キャラクターの背景(ネタバレ)
孝三は次男でありながら名前に三の数字が入ることや、後継ぎに指名された時麿、時弥と異なり「時」の字が入らないことについて、ファンの間では様々な考察が行われていた。
その後、PARCOとのコラボイベント『追憶展』内での展示で、孝三は妾腹の子であることが明かされる。
これについて、脚本の吉野弘幸はアニメージュ2024年8月号のインタビューで
「龍賀家の女性は十干、男性は数字を基に名前を作成しました」
「並びに抜けがある(甲や丁のつく女性がいない、一臣(時麿)の次が孝三)のは、まぁいろいろ察してくださいと言う裏設定です」
「時貞には何人愛人がいたか判らず、一族だけでなく村の女性にも手を出しているだろうなと」
と述べている。