概要
目々連は目目連とも表記される妖怪で、初出は鳥山石燕の画集『今昔百鬼拾遺』。
夜の障子にびっしりと目が映るという妖怪で、人を驚かせる以外に特に悪さはしない。
妖怪探訪家を名乗る村上健司は、石燕の創作妖怪とする説を唱えている。一方、水木しげるの娘が修学旅行先で目撃し、結果的にスランプだった父を立ち直らせたという逸話が知られている。
一説には障子を囲碁盤に喩え、棋士の念が障子に宿ったという説もある。
また、山田野理夫の『東北怪談の旅』では空き家で商人がこれに遭遇し、江戸に持ち帰って眼科医に売り捌いたという話が語られており、水木しげるの妖怪えほんにも取り上げられた。
集合体恐怖症の方は苦手かもしれない妖怪である。
登場作品
声-永井一郎(第2作)、銀河万丈(第3作)、佐藤正治(第4作)、中井和哉(第5作)
上記の概要と違った恐ろしい妖怪で、空家の障子に潜み、泊まったものの布団に憑りついて絞め殺してしまう。正体が発覚するまでは鬼太郎の攻撃が一切効かない強敵であった。
5期ではドイツの古城に移り住み、鬼太郎達を苦しめたが、バックベアードに用済みと見做されてコップの中に閉じ込められて退場した。
第1話「忍者でござる」第5話「凸凹珍ゲーマー」第6話「目玉の王子様!」にまたがり妖怪軍団のモクモクレンとして登場。ヌリカベの弟分で、幻覚を見せる能力を使い人間を迷路に閉じ込めたり、気に入った鶴姫と結婚しようとした。コートを着た怪しい男がモチーフである。なおパワーレンジャーで見たアメリカ人からも悪趣味な怪人として認識されている。
伝承の元となったという設定の外道衆チノマナコとして登場。異世界から乱入してきた者達のためにシンケンジャーの世界初のある存在になってしまう。
忍びの37「手裏剣伝説~ラストニンジャへの道~」で牙鬼軍団の妖怪モクモクレンとして登場。キーボードを素体に生み出されたためコンピューターに強く、ゲーム世界に子供達を閉じ込めて恐れを集めようとする。