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概要

虚無戦記』の物語の一つだが唯一地球が絡んでおらず、宇宙を舞台にしている。

作者曰く、「意図的に組み込んだのではなく、自然に入っていた」らしく竜の戦士の末裔の物語の中で異彩を放っている。

詳細不明だが元は編集側から「魔獣戦線』の続編」として要望されていたらしく、主人公の虎の境遇が来留間慎一と酷似している(と言うよりむしろそれ以上にひどい)。

五体をバラバラにされ、家族を皆殺しにされた主人公が最強のサイボーグとして復活して宇宙を跨って復讐に挑むと言った物語なのだが賢ちゃんは旅立つところで満足してしまったらしく、終盤は駆け足で主人公一行が敵の本拠地へ乗り込むところで終了してしまった


魔獣戦線ほどではないがコアのファンも多く、後述のドラマCDが発売されている。


ストーリー

ある辺境の惑星で一人の男が五体をバラバラにされ、『動けぬ孤独』と言う名の拷問を受け続けていた。

男は目の前で家族を惨殺され、自身も拷問の末に体を切り分けられ、水槽漬けにされていた。

朽ち果てて行く家族の亡骸を見ながら男は、ひたすら自分から全てを奪った集団に恨みを募らせ、切り分けられた体に念じ続ける。


そして、長い月日を経て男は念力で体を縫い合わせ最強のサイボーグ戦士として復活する!


登場人物

バラバラマン

本作の主人公。

元は、家族と共に辺境の惑星で先住民たちと共に平和な生活を送っていたがある鉱物「ニュープラトン」を発見してしまったことで人生が一変してしまう。

「神の軍団」の拷問で弟と母親を目の前で殺され、自身もニュープラトンの鉱脈の在処を吐かせるため様々な拷問を受け続けた(知っているのは父親と自分だけだった)。終いには五体をバラバラにされ、『動けぬ孤独』と言う更に重い拷問を受けるが積み重なった「恨み」によって徐々にサイキッカーとしての能力に目覚め、最初の一人を始末する際に五体を念力で縫い合わせることでサイボーグとして復活を遂げる(但し、左腕は失ってしまったのか機械の義手を付けている)。

本来は温厚な性格だったが、様々な不幸が降りかかったことで気の短い性格になっている(ドラマCDでは「そんなに気が長い方ではない」と発言している)。


よく超能力をフルに発揮して世紀末救世主がびっくりするレベルで衣服が吹き飛ぶ(流石に大事なところはぼかしてあるが)。そのほかにも復讐のターゲットが忘れている際によく脱ぐ。


実は復讐のターゲットである「神の軍団」と同じ血を引いていることが示唆されており、その能力はと言うと

・生身で宇宙に出ても平気(本編では空も飛んでいる)

・念動力で超高層巨大建築物を粉々にできる(実際に大型宇宙線は愚かてレポートした先の兵器工場を一人で全滅させた)。

・惑星の外から爆発が見える程のビームでも無傷。

・テレポートも出来る(遠く離れた相手を自分の所へ転送することも可能)。

・数光年先の出来事を知覚する事も可能。


最早宇宙の帝王がびっくりしそうなレベルのチートっぷりである(これでもまだ成長段階)。


虚無戦記』における加筆では、仇の一人は実の兄であることが判明。死闘の末に武器として吸収してしまう。



ゴールド・ラン

キャプテン・ゴールド・ラン

虎が目指している「マッドウィング」宙域への行き方を唯一知っている女宇宙海賊。

見た目が小柄の女性で背中に翼を持ち、相手の記憶・深層心理へ入る能力を使う(この能力を発動しているときは何故か口調が安定しない)。虎が意識不明の重体になった際にはこの能力を使い、彼の地獄ともいえる記憶と深層心理に眠る力をその目で見ることになり、彼の唯一の理解者となる。

虚無戦記』における加筆では顔と体形が激変してしまい、もはや別人レベルになっている。

また、ドラマCD版ではかつて「神の軍団」の一員だったものがドグラに取り込まれた後、輪廻転生した存在と思われる描写がある。

画像を見ても分かるが普段から素っ裸の上に袢纏しか着ていない。つまり下は・・・・。


船員クルー

ゴールド・ランの子分。初登場時はサイボーグ兵士も含めて数人いたが次の回では2人しかいない。


虎の軍団

物語終盤で結成された『神の軍団』によって滅ぼされた星の生き残りたち。全員ボロボロの状態でありながらも故郷と同族を亡くしたこともあって戦意が高い。スカウトは虎自身で行い、強制はしていない模様。

ちなみに本編で最後に加入した少年は『虚無戦記』の加筆にてラ=グース細胞との戦いの巻き添えで故郷の宇宙を失っている。



神の軍団

「マッドウィング」宙域を拠点に置いているあのお方の配下たち。虎の家族を皆殺しにした美形のリーダー格を中心にドグラや自身の超能力を用いて様々な惑星を滅ぼしている。

ちなみにこの美形は『虚無戦記』内でラ=グース細胞と同化する形で再登場している。


ウルガ博士

終盤に登場する虎の父親。

ニュープラトンを発見したことを境に姿を暗ますが後に神の軍団に捕らえられていたことが判明した。元は「神の軍団」の構成員としてある兵器を開発していたが恐れを感じたのか、家族を連れて逃げ出した過去がある。


ドラマCD「胎動編」

1991年に発売されたもので虎がゴールド・ランと接触する以前の話となっていると思われる。

何気にキャストが豪華

主題歌の「TIGER STORM」と「SOUL PEOPLE」は良曲なので是非一度試聴してみてほしい。


余談

  • 有名なエピソードとして石川先生が本作の物語終盤になって主人公の名前を付け忘れていたことを思い出したと言うものがある。
  • 平井和正氏と石ノ森章太郎氏の合作『幻魔大戦』の影響を受けており、中々続編が出ないことから「じゃあ、自分で幻魔みたいな作品を描いちゃおう!」という発想で生まれたと言われている。

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