概要
石井いさみにより『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に1975年から1985年まで連載された漫画作品。全50巻。
以前、『週刊少年サンデー』で連載した『750ロック』が原型。
当初は暴走族との抗争などを描くシリアスな内容だったが、後半は学園青春日常漫画(ポエム付き)になり、絵柄も劇画からデフォルメされた爽やかなものに変わって行った。
登場人物
※CVはラジオドラマ版
早川光 CV:富山敬
本作の主人公。竜堂学園高校の2年生で、バイク通学禁止なのに毎日バイクに乗って学校に通っている。愛車はホンダ・ドリームCB750FOUR。
連載初期は目つきが鋭くチンピラ風で、抗争相手をダーティな手段で陥れるなどしていたが、後半は毎回喫茶店「ピットイン」に寄り、委員長や順平らととりとめもない話をするだけになった。
委員長 CV:麻上洋子
光が好意を持つ同級生で学級委員長。才色兼備で菩薩のように慈悲深い。
順平 CV:肝付兼太
光の友人で同級生。意地汚くチビで短足で三枚目だが、気のいい少年。
用務員
戦傷で左腕がない隻腕の用務員さん。旧軍で通信兵として陸王に乗っていたので光に対し理解があり、バイクを預かってくれる。
熊田先生
光の担任教師。連載初期は光を目の敵にし、光の策略で怪我を負わされるなどしたが、後半は多少口うるさいだけで良い人になっている。
マスター
喫茶店「ピットイン」の経営者。かつてカミナリ族「クマンバチ」のリーダーだったという設定だが、後半は光たちの成長を優しく見守る。アイスコーヒーの事を「つべたいコーヒー」と称する。
隊長
暴走族「狂走族・ブラックベアー」のリーダーで、他のライダーを何人も事故死させている。初期は光と抗争を繰り広げたが、後半は鉄工所に就職し光たちとも仲良くなっている。
番長
竜堂学園高校の番長で「竜堂組」のリーダー。初期は光と抗争を繰り広げたが、後半は光たちと仲良くなっている。
タンポ
順平が拾ってきた猫のような生き物。手足が短く尻尾が長い。鳴き声は「ミイン」。委員長の家で飼うことになった。