CV:斉藤壮馬
概要
APE直属の親衛特殊部隊「9's」のリーダー。パートナーは9'ζ。常に笑みを浮かべた慇懃無礼な金髪の少年で、ヒロとイチゴに興味を示し、特にイチゴには積極的に近づいている。ゼロツーを「9'ι(ナインイオタ)」もしくは「イオタ」と呼び、彼女を「人の皮をかぶった化物」と語る。その一方で、自分達も13部隊に対し「人間」呼ばわりしたり、彼らの人間らしい感情を「煩わしい、気持ち悪い」と見下すなど常人とは異なる存在であることを示唆している。さらにはココロの「赤ちゃんを産みたい」の発言に対し暴言を吐き、イクノに引っ叩かれる。しかし、主席の演説中に不遜な態度を取っていた13部隊に不快そうに顔を顰めたり、ゼロツーが特別扱いされていることを嫉妬するような態度を取ったりと、自身が感情を持っていない訳ではない模様。そしてココロとミツルの結婚式を妨害し2人を七賢人に引き渡し記憶を改ざんさせるなど、13部隊と敵対する。一般的なコドモ以上に七賢人を妄信しており、主席達がVIRMだと判明した際にも全く気にせず叫竜を殲滅し続けていたが、9'δと9'εを目の前で失ったことで激昂し、VIRMの兵器をも殲滅し始める。
VIRM戦後は、七賢人たちからのメンテナンスを受けられなくなったにもかかわらず、相変わらず普通の食事を拒否したために衰弱していたが、火星に旅立つヒロに同行する。そして九式に乗り込んだヒロのピスティルを務め火星宙域にてストレイチアアパスに接触するが巨大VIRMには歯が立たず、ヒロだけ脱出させ戦死した。
矢吹健太朗コミカライズ版では、001との戦いで右目と9'ζを失うも、9'δを新たにパートナーとし最後まで生き延びる。