概要
バイオテクノロジーが発達した近未来の日本を舞台に、自らの肉体に秘められた謎を追う少女の冒険を描いたSFアニメ。
2018年3月9日からNETFLIXで全12話が配信されている。アニメーション制作はBONES。キャラクターデザイン原案は鳴子ハナハル。
Blu-ray Boxは第1話~6話までを収録した上巻が2019年2月26日、第7話~12話までを収録した下巻が3月28日発売。上下巻をセットにして、専用特典が付属した初回限定生産商品がBlu-ray Box Collector's Editionとして上巻と同時発売される。
また、2020年7月から同年9月までTOKYOMXなどでもテレビアニメとして放送。
『月刊少年シリウス』2018年1月号から2019年6月号に掛けて道明宏明によるコミカライズ版が連載された。
単行本は全3巻。
あらすじ
2033年、日本。
黒部峡谷一帯では医療目的の「人工生体」の研究のための研究都市が形成されていた。ところがある日、「バースト」と呼ばれる事故が発生し、渓谷一帯は暴走した人工生体組織「マター」によって埋め尽くされた危険地帯へと変貌。政府によって封鎖された。
それから2年後の2035年。
「バースト」によって家族を失ったうえ、自身は交通事故で重傷を負い、黒部平野に位置する桐生病院にて、リハビリを続けながら学校に通っていた橘アイコは、夏休みの1日前に転校してきた神崎雄哉によって突如拉致され、人工生体開発者の一人である黒瀬進に引き合わせられ、信じがたい事実を告げられる。
世界初の人工生体を用いた治療を受けたアイコの今の肉体は、脳を除いてすべて人工生体製で本物ではなく、傷ついた体の治療のために一時的に脳を移植している状態ということ。「バースト」が起きたのは、複製の脳を移植したアイコの本物の体に治療で使用していた人工生体細胞が暴走したことで起きたということ。そして、「バースト」で死亡したと思われていたアイコの母親と弟は、「バースト」の爆心地(プライマリーポイント)でマターに取り込まれながらもまだ生存している、というのだった。
黒瀬と神崎より、プライマリーポイントでアイコの本当の体に脳を移植すれば、マターの暴走は止まり、母親と弟を助け、自身も本物の体を手にすることができると言われたアイコは、最初は戸惑うも協力を決意。篠山大輔率いるダイバーチームと共に危険な封鎖地域に入り、プライマリーポイントへ向かう。