Atari7800
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あたりななせんはっぴゃく
アメリカのアタリコープが1986年に発売した据え置きゲーム機。Atari2600の上位互換機。
Atari2600の後継機であり、上位互換ハードなのでAtari2600のカセットもプレイできる。Atari5200のカセットは使用不可。
Atari2600のコントローラーにも使われたデジタルジョイスティックへ戻すなど、Atari5200で不評だったアナログスティックなど欠点の解消を徹底して取り組んだ。
Atari2600ではコピープロテクトを搭載せず、結果『Custer's Revenge』などの非公認ソフトが出回ったことを反省し、非公認ソフトを動作させないためのロックアウト機能が組み込まれている。
グラフィック性能はスペック的にはNES(海外版ファミコン)を上回っているのだが、Atari7800に搭載されているGPUはプログラマーにとって扱いの難しいものであり、結果的にNESに劣る画面モードが主に使われた。
サウンド性能はAtari2600とほぼ同等であり、同時期のハードであるNESやセガ・マスターシステムと比べても見劣りした。一応カセット側に拡張音源を積んでパワーアップさせることはできた。
前述のように開発の難しいGPUを搭載していることもあってかサードパーティーが集まらず、
普及率ではNESどころかマスターシステムをも下回った。
しかし、マーケティング費用を低く抑えたにもかかわらず350万台を売り上げ、アタリショックの後遺症に苦しむアタリコープに大きな利益をもたらした。
2024年にAtariから互換機『Atari 7800+』が発表されている。
Atari 2600、Atari 7800、Atari XPなどのカセットに対応しており、現代に合わせてHDMI出力となっている。Atari5200には対応していない。
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