もしかして
現在放送を行っているCS放送局に関しては日テレプラスを参照
概要
日本テレビ（関東）の放送番組を関東地上波と同時に放送するという当時としては珍しい編成を行った局。現在におけるTVer等のリアルタイム配信のさきがけと言える放送局であった。
主な特徴と当時の実情
上記の通り関東にて放送している日本テレビの番組を地上波と同時に放送していたのが特徴的であり、主に日テレ系が存在しない地域やフルネット局がないために一部の番組を観られない地域の視聴者に向けた放送であったが、関東における編成をそのまま楽しめたことから日テレ系のある地域においても自分の住んでいる地域では放送していない番組を観たい視聴者や自分の住んでいる地域では遅れネットで放送している番組を関東と同じタイミングで楽しみたい視聴者に重宝された。
例として当時の日テレの看板番組であった電波少年は人気番組であったにもかかわらず遅れネット局が多く（例えば同番組からブレイクした猿岩石の地元の広島県でも遅れネットであった）、そういった地域の視聴者にとっては同時ネット局と同時に楽しめる貴重な存在であった。
見逃し配信なるものがまだなく、地域によってみられる番組に格差があった時代としては一部の視聴者に重宝された存在であった。
放送されなかった番組
一方で権利の問題で放送できなかった番組も存在した。
例えば金曜ロードショーなどの映画番組や音楽番組は権利関係が難しいために放送されず、当時の日テレのドル箱コンテンツであった巨人戦もホームゲームは中継されたがビジターゲームは中継されなかった。一方巨人のキャンプ地であるためファンが多いにもかかわらず日テレフルネット局がないため地上波では観れない試合も多い宮崎県民には重宝されていた。
外部リンク
かつて存在した「CS★日テレ」とは？…当時の実情や放送終了時点での番組表などが詳しく掲載されている。
