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LetMeSoloHer

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ひとりでたおさせて

LetMeSoloHerとは、フロムソフトウェアによるアクションRPG「エルデンリング」で目撃されるプレイヤーである。

鉤指 Let Me Solo Her が協力者として召喚されました

 「LetMeSoloHer」とは、フロムソフトウェアによるアクションRPG「エルデンリング」で目撃されるプレイヤーのひとり。LetMeSoloHerは、ゲーム内で表示されるプレイヤー名。

 まず、エルデンリングのシステムに関して簡単に説明すると、このゲームでプレイヤーは、ゲーム攻略のため他のプレイヤーに協力を求め協力者を召喚する事ができる。これは同じくフロムソフトウェアの作品から続くものである。

 今作にもこの協力者召喚はあり、多くのプレイヤーである褪せ人は、互いを助け合う事ができる。召喚された協力者の目的としては、一筋縄ではいかぬステージ攻略の手助け、そしてなによりもステージの行く先で待ち受ける強敵(エリアボス)を仲間と共に倒す事である。

 そしてこのLetMeSoloHerと言う人物もまた、そんな協力者の一人である。

 さて、ただのゲームプレイヤー、協力者であるならば、特に話題になるはずもない。だがこの人物は、エルデンリングのプレイヤーの間で話題となるのには、あまりにも十分な理由があったのだ……。

 彼の存在は、海外の掲示板Redditのエルデンリングプレイヤー達の集まりの中で報告された。海外プレイヤーの一人が、召喚した助っ人が「頭の上の壺以外に何も身に着けていない、2本の刀を装備しているキャラだった」と言う報告である。

 正しくその通りで、メイン画像にもあるが、この人物武器以外の装備(防具)は、なんと頭部の壺のみの男性だ。しかしこの壺、見た目はまんま壺だが、ゲーム中鉄拳アレキサンダーなるキャラクターから貰えるものであり、歴とした防具であり兜………が、そしてそれ以外の防具は無い、あるのはふんどしのみ(ふんどしは、装備でなく防具が無い状態。つまりただの下着である)。

 では防具以外はと言うと、両手に二刀流で刀を持っており、しかもその内の一振りは「屍山血河」と言う刃が血に濡れた赤い刀。もうこの時点で視覚的プレッシャーは、十分あると言って良いだろう。壺とふんどし以外身に着けていない細マッチョの壺男が、刀を二振り手に持ち現れれば誰だってビビる。

 だがここまではまだまだ見た目の話。この壺男がプレイヤー達の間で話題となり、そして讃えられる最大の理由は別にあるのだが……。

*****以下、ゲーム終盤ボス関してネタバレ含む記述あり*****

Let Me Solo Her (一人で倒させて)

 この壺男のプレイヤー名「Let Me Solo Her」、他のネット記事などでの訳を借りるならば「一人で倒させて」となる。他にも「サシでやらせて」「タイマンでやらせて」など……いずれにしても「自分一人に任せてくれ」となる。

 果たして誰を「倒す」のか、それはエルデンリング終盤で戦える強敵ミケラの刃マレニアの事だ。

 このマレニアと言うボス、強敵数多のエルデンリング内でも特にトップクラスの強さを誇るボスであり、幾人もの褪せ人を祝福送りにしてきた。マレニアに関しての詳細は、個別記事を参照してほしいが、とにかく強い。人によっては「SEKIRO(フロムソフトウェアの過去作品)から来た」「SEKIROのDLCキャラだったんじゃないか」と言われるほどで、正に別のゲームから来たかと思うような動きで攻撃を仕掛けてくる。

 そんな彼女をなんとか倒そうと多くの褪せ人は、ボスエリア前の地面に浮かぶ協力者の召喚サインを探し呼び出すのだ。

 そしてふと、この名が目に入るだろう――「Let Me Solo Her」と。

 そのサインから呼び出し現れるのは、まさしく前述の壺男。得物は両手の刀だ。彼を呼んだ者は、その存在を訝しみ半信半疑で本当に一人で任せてみる。

 するとなんと文字通り一人でマレニアに挑みだした壺男。彼は果敢にマレニアに挑み、巧みに攻撃を交わし、そして確実に攻撃を当てていく。マレニアが更なる形態に移行しても尚彼は一人戦う。そして一人で勝利を収めるのである。

 これこそが、Let Me Solo Herが多くの褪せ人から讃えられる理由だ。更に彼は、味方の援護は望んでいない。攻撃だけでなくプレイヤーを強化する魔術等すら望まず、彼を呼んだプレイヤーが手助けのつもりでバフをかけたら帰ってしまったと言う話もあるほどだ。正に名前に偽りなし……。

その正体……

 頼もしすぎる壺男の正体は、意外に早く判明した。上記のRedditのコミュニティ内で壺男を召喚し、見事マレニアを倒してくれたと報告し、「このメッセージを見ることは無いかもしれないが、あなたの親切に感謝する」と壺男へ感謝を述べた。

 が、その日の内にご本人登場。YouTubeでゲームのプレイ動画を投稿していたKlein Tsuboi氏が、壺男LetMeSoloHerとしてマレニアを倒す動画をアップロードし本人と確認されたのだ(こちらの動画)。見た目のインパクトとその実力から、氏を模倣する者さえ現れたり、ファンアートが作られたりと、ただのゲームプレイヤーに収まらない話題を生んだ。事実pixiv内でも彼のファンアートは、幾つか確認されている。

一人で倒して2,000体……そして、まさかの公認

 マレニアハンターとなり注目を集めたKlein Tsuboi氏であるが、2022年の7月4日本人からマレニアを2,000体以上撃破したと報告された。エルデンリング発売同年2月25日から147日の事、倒し過ぎである。

 そしてそのマレニア2,000体以上の撃破の実績と熱意を祝して、なんとバンダイナムコから壺男のイラスト着きの記念品が贈呈されたのだ(本人のツイッターから

 なおこのグッズは、業界関係者しか配られない貴重品である。

 もしもこれからエルデンリングを始める者、あるいは周回で強化されたマレニアを倒せない者がいたのなら、足元のサインを見て見ると良いかもしれない――LetMeSoloHer

時は経ち……Let Me Solo Him 彼は「影の地」へ

 2024年6月21日──エルデンリング待望のDLC発売。

 影の地への道が開かれると、多くの褪せ人がミケラに導かれ、影の地へ……そして、あの壺褌の漢も影の地に向かった。

 ”Let Me Solo Her”の名を”Let Me Solo Him”に変え彼が挑むのは──串刺し公メスメル

 既に彼とメスメルとの戦いは、動画となって本人のYouTubeに投稿されている。動画を見るに、今回彼の装備は壺のみではないようだ。が、それでも追加された防具は「忌み鬼のマント」のみ(本編序盤の難関ボスマルギットのマントで、ボロボロの布)。やっぱりほぼ裸だった。

 このことは、多くの褪せ人の話題となった。

 マレニアの時の様に、もしもメスメルに苦戦する褪せ人がいるのなら、また足元のサインを見て見ると良いかもしれない――LetMeSolo”Him”

そして影の地の戦いは終焉へ

この先 ネタバレがあるぞ

──Let me solo them

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エルデンリング 褪せ人

アリーヤ川手:フロムソフトウェアの専属リンクス。頭部装備のみなのとと同じフロムソフトウェアと言う事で思い出す人も……いたかもしれない

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