もしかして→叢雲
もしかして→叢-MURAKUMO-
BD-0 MURAKUMO
ACシリーズで有りそうでなかった実体剣タイプのブレード。
今までのブレードが
- 高出力の熱エネルギーで装甲を焼き斬る(エネルギーブレード)
- 敵機に密着して硬質金属の杭を射出し、攻撃対象に風孔を開ける (射突型ブレード)
- 伸縮式の杭の先端に付けた大型HEAT弾頭を叩き込む (ヒートパイル)
というものしかなかった。ブレードの名がついているコジマブレードも「指向性を持ったコジマ爆発を叩き込む」ものであるためブレードとは名ばかりの変態兵器である。
そんなブレードばかりのAC兵器だが、このブレードは普通に「刃こぼれしない硬質の金属の刃で装甲をぶった斬る」事をコンセプトとしている。
外見が非常に特徴的で、籠手状のグリップに折り畳みナイフのような刃を取り付けた構造をしている。普段は刃は格納されており、使用時は刃が後方(つまり肘の後ろ)へ突き出し、これを肘打ちのモーションで振って斬りつける。メイン画像を見ていただければわかりやすいだろう。
名前の由来はおそらく、フロムソフトウェアのXBOX用ソフト『叢-MURAKUMO-』と思われ、似たようなブレードを持つ機体が叢-MURAKUMO-の作中に登場している。
また、実体ブレードを使用できるフロム製のロボットアクションゲームは『フレームグライド』以来で、13年ぶりになる。
実際の性能
KE属性であり、更にHEATパイルと違い何度でも使えるという利点を持つが、ただ近づいて当てる場合デメリットの方が多い。
攻撃を行うと「斬撃 → 斬撃終了 → 刃格納」の3ステップが終わるまで動けず(ハイブーストを行うと中断できる)、パイルやレーザーブレードの利点だった多段ヒットがない。攻撃距離も一部のレーザーブレードに負ける為、最悪「蹴った方が早い」と言われることもある。更にいうと下手に近づいてパイルや蹴りの餌食にされる事もある。(Ⅴでは斬撃を放った直後にスキャンモードにすることで納刀モーションを省略することが出来た。その際、ブレードは展開したままになるが次弾は問題なく発動できる。)
鍋島Pもブレオン大会(ブレード武器オンリーの対戦大会)でMURAKUMO使いの優勝者に……
( ´鍋`)「あれ、当たるように作ってないから」
と発言し、性能面の低さを正直に肯定している。
しかし、ブレードの威力は攻撃時のACのスピードに比例して強くなるため
グライドブースト → ハイブースト → MURAKUMO
でヒートパイル顔負けの大ダメージを与える事も出来る(しかもACのEN残量と環境、時間と相手が許す限り無限に行える)。両腕装備なら右腕→左腕→蹴りの3コンボで場合によっては重量二脚すら墜とすこともできる。
また先述の「当たるように作ってない」とはブレードホーミングがかからない事を指しているが、熟達者たちは逆にこれを利用して上空から落下しながらベストタイミングで斬るという芸当をやってのける。落下スピードが攻撃力に加算されるため大ダメージを与えられ、何より上空からの奇襲という事も相まって斬られた時の精神的な衝撃が強烈。
また逆関節機特有の大ジャンプを利用し、昇竜拳ばりに斬り上げるテクニックを見せる猛者もいる。Vシリーズでは建物によじ登って高度を稼ぐのが戦闘のセオリーであるため、登って油断した瞬間に斬られるショックは非常に大きい。
そのため、使うミグラントの技量によってはレーザーブレードやヒートパイルより恐ろしい兵器ともなり得る可能性を秘めているのだ。
関連動画
関連タグ
叢-MURAKUMO- クラウドブレイカー フレームグライド
ヴェンデッタ(武器腕ブレード)