概要
どこからともなくイングラム・プリスケンが召喚した機体。R-GUNの名を冠しているが、まったく別の機体となっている(条件によってはオリジナルから変貌したもの、レプリカから変貌したものになる)。
武装はアストラナガンに似ており、『OG』版アストラナガンとでも言うべき機体である。
独語で「好敵手」の意味を持つリヴァーレの名はリュウセイらに対する「敬意」の表れらしい。
セプタギンやズフィルードといった、ゼ・バルマリィ帝国製の兵器に良くみられる紫系の極彩色をしている。ある程度固着させる必要がある材質でできているらしく、アルトアイゼンの電光石火の一撃を受けたイングラムが「装甲が固着する前に」と驚愕している(その後、アルトアイゼンの右腕が突き刺さった状態で引きちぎっており、見かけ倒しではないことを示した)。
R-GUNを元にしており、全体としては原形をとどめていないが、ゴーグル部分に名残が見られる。
またボディ形状はR-GUNのボディを上下逆にしたデザインになっており、腰部にあったメタルジェノサイダー発射口が胸部のアキシオン・バスター発射口になっている。
マニピュレータを持たず、ブレードなどは手首から直接伸ばす。
高い再生力を持つ。装甲・動力源は特に言及されておらず不明。
なお、『DW』にてR-GUNリヴァーレ出現の際に発生したゲートは、『第3次α』でディス・アストラナガンが這い出てくる魔法陣と同じ形をしている。
地球側の識別コードはAGX-13ハングドガン(吊り下げられた銃)。
衝撃のHPの事実
GBA版では、当初はHPの表示が「HP:?????/?????」と他のボスクラスの敵のように伏せられているのだが(ある程度のダメージを与えると数値が判明する)、数値の下にあるHPのバーを半分削ってもなかなか表示されない。そしてバーを目いっぱい削ったところで驚愕の数値が表示される。
なんと、「HP:99999/99999」と表示されるのだ。・・・つまり、10万を超えるHPを持っている敵として初めて登場したという事である。これまでのスパロボでは最大でもラスボスクラスの「65535」で数回ほど回復して苦しめる事はあったが、ラスボスでもないのにデフォルトで10万超えが現れた事はプレイヤーに衝撃を与えた。
ちなみに実際の数値は160000。歪曲フィールドでダメージを半減させてくるため、「合体攻撃はバリアが無効になる」「EN0ではバリアを展開できないが、リヴァーレにはEN減少武器に対する耐性がない」という隙を見つけられなければ、事実上HPが320000あるのに、毎ターンHPが32000回復するという、まさしくジリ貧になってしまう。
一応OGSからはちゃんと160000と表示できるようになったが。
スペック
生産形態:イングラム・プリスケン専用機
全高:40.3m
重量:不明
動力:不明
装甲材質:不明
武装
ロシュ・ブレード
両腕からエネルギーブレードを発生させ、切り裂く。
ガン・スレイヴ
3基の遠隔誘導兵器。
必殺技
アキシオン・バスター
ガン・スレイヴ3基を展開し、魔法陣のようなものを浮かび上がらせて胸部より発射する。
ガリルナガンの「アキシオン・アッシャー」も大体似たような攻撃である。
DDではR-GUNで使用でき、R-GUNから変異する形で使用できる。寺田P曰わく特別措置とのこと。
その出自
実は初出はOGシリーズではなく、ドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』(OG1の元になったドラマCD)である。ただしこのときはR-GUNの改造機に乗ってきた、とされておりリヴァーレの名前やデザインは出ていない。OGではこの改造機が映像化された、と言う訳である。
アストラナガンでなかった理由は不明だが、仮にここで出してしまうと何の伏線もなく最終戦の目前で突然登場となってしまい、アストラナガンに対する長々とした説明が必要になってきてしまうためだろうと予想されている。
「R-GUNの改造機」であれば余計な説明をしなくてよく、さらにリュウセイたちがイングラム機であると認識しやすい、という訳である。
その後『OG』としてゲーム化されるにあたり「R-GUNリヴァーレ」という名前とビジュアルが用意されたのだが、ドラマCDの知名度が低いため逆に「なぜアストラナガンじゃないのか」と困惑するプレイヤーもいたとか。
それについて「アストラナガンは全ての平行世界に1機しかいない」と言う設定が一部でまことしやかに語られる事もあったが、寺田Pから否定されている。
関連タグ
ベルグバウ…同名の兵装を2つ持っている。