概要
地球連邦軍が異星人に対抗するために進めている人型機動兵器(パーソナルトルーパー)の開発計画。責任者はイングラム・プリスケン。
スーパーロボットとリアルロボットの長所を兼ね備えた究極のロボットの開発を目的としており、マオ・インダストリー社とテスラ・ライヒ研究所の協力のもとに開発された試作機「Rシリーズ」には異星人の超技術「EOT」の1つであるトロニウム・エンジンや念動力感知増幅装置「T-LINKシステム」が積極的に採用され、装甲の材質はシュウ・シラカワよりもたらされたラ・ギアス産(正確には神聖ラングラン王国トロイア州産)のオリハルコニウムを精製したゾル・オリハルコニウムを使用している。計画のもとに結成されたSRXチームのメンバーは隊長と教官を兼任するイングラムをはじめ、リュウセイ・ダテ、ライディース・F・ブランシュタイン、アヤ・コバヤシが所属しており、開発スタッフとしてカーク・ハミルとロバート・H・オオミヤ、ケンゾウ・コバヤシといった優秀なスタッフが参加している。
表向きは究極のロボットの開発を目的としているが、実際は銀河規模で地球に襲来する脅威に対抗するため、次元転移装置としての機能を備えたスーパーロボットの開発を目的としており、イングラムによって理論が構築され、設計された「XNディメンション」の実装が計画されている。
イングラムはゼ・バルマリィ帝国の工作員であり、後に離反してしまうが、後の事はヴィレッタ・バディムに託しており、イングラムの遺志を継いだヴィレッタはSRXチームの隊長に就任し、ジュデッカから解放されたレビ・トーラーことマイ・コバヤシもチームのメンバーとして加入している。
αシリーズ
バルマー戦役時にロールアウトされ、中盤で合体失敗の際にイングラムが離反し、出撃が一時的に禁止されてしまう。禁止解除後、戦役後半で合体に成功したが、合体成功の後に10回の合体制限があることが判明した。
最終決戦でリュウセイの説得を受けて味方となったイングラムはユーゼス・ゴッツォのジュデッカ打倒後に行方不明になり、戦役後にヴィレッタが隊長に就任するもR-1とR-2パワードが解体され、R-3パワードとR-GUNパワードもイージス計画後に解体されてしまった。
封印戦争後はEOTの信頼性を上げる「レイオス・プラン」が始まり、R-GUNパワードの組み上げとトロニウム・エンジンの安定化改修が行われ、SRXの完成型となるバンプレイオスの開発が進められていたが遅れが出てしまい、太陽系に現れたゲートでの攻防戦までに完成できず、チームの招集とSRXの組み上げが行われ、ゼ・バルマリィ帝国の辺境銀河方面監察軍第1艦隊と交戦するも監察軍の総司令ハザル・ゴッツォのヴァイクランによってSRXの弱点である関節サーボモーターを攻撃されて大破、ベリア・レディファーの直撃を受けて破壊され、アヤとトロニウムを強奪されて大爆発を起こして消滅し、リュウセイもショックで念動力を一時的に失ってしまい、計画は中止の危機にさらされた。
R-1の量産試作機アルブレード3号機の改良機「アルブレード・カスタム」のロールアウトに伴ってリュウセイがパイロットとして選出され、バルマー戦役時に救出されたマイがSRXチームのメンバーとして加入することになり、リュウセイの念動力の復活とバンプレイオスの完成を待つのみとなったが、イングラムがかねてより理論を確立させ、設計していたXNディメンションの実装が難航していた。
しかし、イルイ・ガンエデンがライとマイを次元転移させ、その時に得られたデータによって開発が進み、イルイの協力もあってXNディメンションの実装に成功し、バンプレイオスが完成した。
すぐに実戦投入され、マイの念動力による次元斬で閉鎖空間に取り残されているαナンバーズの救出に成功。アルブレード・カスタムから乗り換えたリュウセイも念動力を取り戻し、ハザルとゴラー・ゴレム隊を撃退した。
銀河大戦の終盤でマイの要望により、R-3部分のコクピットが複座式に改造され、バラン・ドバンとルリア・カイツによって救出されたアヤが戦線に復帰、トロニウムも戻ったことで本来の性能を発揮できるようになり、S・Z・Oソード(天上天下念動無双剣)とHTBキャノン(天上天下一撃必殺砲・改)の使用が可能になった。
銀河大戦終結後はテスラ・ライヒ研究所で改修され、封印されていた機能の解放が行われている。
OGシリーズ
DC戦争時にロールアウトされ、DC戦争後にR-2とR-3のプラスパーツが完成し、L5戦役初期で合体するも失敗。イングラムの裏切りによって一時的に出撃禁止されてしまう。
禁止が解除され、戦役後期で合体に成功したが駆動系に問題があることが発覚、キョウスケ編では2度と合体ができない状態であったが、リュウセイ編ではマリオン・ラドムが持ってきたアルトアイゼンのサーボモーターに交換されたことで合体の問題は解消された。
戦役終盤でイングラムが戦死し、戦役後はヴィレッタが隊長に就任するもSRXのトロニウム・エンジンの危険性が高いことから凍結処分が下された。
インスペクター事件にて凍結が解除され、R-1の量産試作機であるアルブレードがロールアウトされ、エルシュナイデの開発が進められていたが、平行世界からきたシャドウミラーがエルアインスを持ち込んだため、開発が中止になってしまった。
中盤にはマイがチームに加わり、合体攻撃「天上天下一撃必殺砲」の使用が可能となった。
インスペクター事件後にレイオス・プランが発動され、その中の一つの計画である「RXR計画」で開発されたR-1の発展後継機であるART-1がロールアウトされ、修羅の乱でラトゥーニ・スゥボータとリョウト・ヒカワの協力のもとR-1とART-1の合体攻撃「天上天下念動連撃拳」のモーションパターンの完成にこぎつけた。
修羅の乱の後はハガネでアルブレード3号機が改修されてアルブレード・カスタムとなり、イーグレット・イングがエクスバイン・アッシュに乗り換えるまで使用していた。
封印戦争以後も主戦力の一端を担っていたが、完成型となるバンプレイオスはまだ登場していない。
SRXチーム
開発スタッフ
シュウ・シラカワ(αシリーズのみ)
協力者
その他
イルムガルト・カザハラ(αシリーズのみ)
Rシリーズ
R-1(R-ウィング)
R-1改(R-ウィング改)
AR-1(AR-ウィング)
グランゾン(αシリーズのみ。R-0のコードが与えられている)
RWシリーズ
RXR計画
ART-1(ART-ウィング)