概要
アイテム番号 SCP-003
オブジェクトクラス Euclid
SCP-003とは、怪奇創作サイトscp_foundationに登場する異常存在の1つである。
メタタイトルは、「有機的マザーボード」。
SCP-003は、SCP-003-1とSCP-003-2に分けられる。
SCP-003-1は未知の生物的なキチン質、毛髪、爪から構成されているようで、これらがコンピューターのマザーボードと同様の構成で配置されている。
実験から、SCP-003-1の起源は既知の最古の回路基板の数千年前に遡ることが判明している。SCP-003-1は知覚を有すると見なされるが、特定の条件下を除いて積極的な危険性はないと考えられる。SCP-003-2はSCP-003-1を収容するために作られたと推定される。実際SCP-003-1はSCP-003-2と指定された石版の上で発見され、現在もその上に設置された状態に置かれている。SCP-003-2に記された古代文字は既知のいかなる言語でも用いられてなく、淡く明滅する光を放っている。
また、SCP-003の温度が35℃を下回った場合、双方の構成要素が反応する。
まず、SCP-003-1は急激な質量増加に特徴づけられる成長状態に入る。この成長状態は2つの段階により構成されており、まず双方の段階において、SCP-003-1は周囲の物質の一部を転換することで成長の養分とする。これは周囲の大気元素を含む無機物に始まり、次第に死んだ皮膚細胞、毛髪、キチン質、エナメル質、ケラチン質などを含む生命のない有機物へと拡大していく。
そして、SCP-003-1は質量が増加していく。質量が当初の4倍近くになると、SCP-003-1は、複数の触手と女性型のヒューマノイド(メイン画像)を出してきて収容違反を起こそうとした。