ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

STA-1

えすてぃーえーわん

冷戦初期の1950年代に試作された、先進的な設計を有する戦後日本で最初の国産戦車。後続のSTA-2との比較の結果、採用されなかった。(トップ画像左下)
目次 [非表示]

新生・日本戦車編集

STA-1(ST-A1)は、冷戦初期の1950年代に試作された、戦後日本で最初の国産戦車


防御力より機動力重視の軽量化、低車高の追求など、レオパルト1AMX-30といった後世の次世代戦車にも類似する先進的な設計を有した。


しかし、低車高で切り詰められた車内に旧軍戦車から引き継いだRF配置(※1)による長大なシャフト構造が組み込まれた結果、STA-1の内部空間は乗員にとって極めて窮屈なものとなってしまった。

また、車体が長大となり過ぎたことによる旋回操作の不具合、エンジン上面の突出による砲俯角の背後における制限といった欠点もあり、STA-1の設計が採用されることはなかった。


(※1:エンジン後置・トランスミッション前置、すなわちリアエンジン・フロントドライブのこと。)


STA-2から61式戦車まで編集

STA-1に次いで開発されたのが、第2案のSTA-2

武装やRF配置の駆動系は同等ながら、低車高の追求を省かれたことで車内がSTA-1と比べて広くなり、また砲塔位置が高くなったことで砲俯角に関する問題も解消されたため、概ね好評とされた。


その後、STA-2の設計はSTA-3に引き継がれ、最終的に61式戦車としての採用が決定。

1960年代から2000年代までの長期にわたって運用された。


関連タグ編集

陸上自衛隊

関連記事

親記事

61式戦車 ろくいちしきせんしゃ

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 768

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました