概要
『TOKIMEKI RunRuns』とは、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のプロジェクト「Road to Next TOKIMEKI Stories」の企画「広がれ虹のWA!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 テーマ別活動」にて、優木せつ菜・天王寺璃奈・三船栞子による「IT活用チーム」がリリースした……という設定のアプリゲーム。
実際の配信元は株式会社ブシロード。
線を引いてキャラクターが走る道を作る、いわゆるランゲームである。タイトルの元ネタは言わずもがな『TOKIMEKI Runners』。
完全無料でプレイ可能。
『スクスタ』の広告が表示されるので、その販促も兼ねているのだろう。
なお、その『スクスタ』は2023年6月でサービス終了(なのに広告は継続)となり、『スクスタ』が属するスクフェスシリーズも『スクフェス2』の2024年3月末でのサービス終了が予定されており、2024年4月以降において虹ヶ咲が登場するアプリゲームは本作が唯一となる。
なお、姉妹作品として、『Love U match friends』という、神経衰弱のブラウザゲームがある。
こちらのタイトルの元ネタは「Love U my friends」。
ストーリー
ニジガクメンバーがイベント開催に向けて、多くのファンを集めるべく、
お台場の町中を走り回るゲーム!
あなたは、ニジガクメンバーが沢山のファンを集められるように、ゴールまでサポートしてください!
(公式サイトより引用)
遊び方
ゲームを始めるとお台場のマップが現れるが、その道の上にニジガクメンバーのアイコンがあり、それをタップしてステージに挑む。メンバー毎に3ステージ、計36ステージが存在。
ステージが始まると、対応するメンバーが全力で走り出す。メンバーが泡のような物(以後「バブル」とする)に触れると「ファン」が出現する。彼女たちをできるだけ多くゴールへ導くのが目標である。
なお、バブルに触れるのはメンバーとファンどちらでも構わない。そのため、バブルが固まっていれば、メンバーがそのうちの1つに触れるだけで次々連鎖していく。また、メンバーが「キラキラのアイテム」に触れると画面内のバブルが全て弾ける。この際、他のメンバーの画像がランダムで現れるが、効果は全員同じ。
プレイヤーは線を引き、メンバーやファンはその上を走る。この線は何本でも引けるが、時間経過で端から消えてしまう。また、メンバーは落ちても地面を走るが、ファンは落ちると消えてしまうため注意。
ステージ上には、歩夢ならサスケ、しずくならオフィーリア、璃奈ならはんぺんというように、障害物があることがある。この障害物に触れたメンバーやファンは一定時間動かなくなる。
ゴールしたファンの数に応じて☆0~3の評価がつく。☆1以上でクリアとなり、次のステージが開放される。特定のスクールアイドルのステージを全て☆2以上でクリアするとギャラリーに画像が追加される。全て☆3でクリアするとさらに追加されるが、☆3を取るにはファンを全員ゴールさせる必要がある。
シンプルなランゲームではあるが、「爆速で疾走するメンバー」「それを追う大量のファン」「飛び散った挙句、奈落へと落ちていく大量のファン」「線の引き方によってはブルブル震え出すメンバー」など、シュールな絵面も多い。そしてなぜかファンばかり痛い目に合う。
難易度
リリース後、Twitterでは「難しい」との声が相次いだ。特に、ファンを全員ゴールさせて☆3を狙おうとすると、難易度は鬼畜と言えるまでに跳ね上がる。この異様な難しさには幾つか理由がある。
まず、バブルからファンが出る際、飛び跳ねて現れる。そして、固まっているバブルが連鎖すると、飛び跳ねるファンがぶつかり合って四方八方に爆散していく。結果、彼女たちが線を飛び越えてしまうのだ。ファンの軽さによる滞空時間の長さもこれを助長する。
一応、線で壁を作ることで対策は可能だが、その壁で後続のファンを防いでしまうこともある。
また、大量に現れる軽いファンは、積み重なることによって坂を楽々と越える。しかしメンバーはファンよりも大きく重いので、急な坂や僅かな段差で引っ掛かりやすい。そうして止まったメンバーにカメラが合っている間にファンが先へ進み、線の引けない画面外へと消えてしまう。
この問題では、あまり急な坂を作らないというのがスタンダードな対策である。そうして、できる限りメンバーとファンを一緒に走らせるのがコツである。……分離させないと攻略できないステージもあるが。
さらに、ファンの着地判定が厳しいので、バブルに重なるように線を引くと、出てきたファンが線をすり抜けて落ちてしまう。スクロールが速いので、慣れていてもうっかりするとやらかしがち。
意外なところで、端末側の設定による難化もある。例えばiPhone10以降などでは、画面の端に線を引こうとするとアプリを中断してしまう。ゲームはポーズするが、当然線は途切れてしまい、失敗に繫がる。これに関しては端末側の設定をどうにかして対策するしかない。
このように様々な要因が絡み合って難易度を高くしているが、一方、線が何本でも引けるという仕様を悪用もとい利用して、ゴリ押しすることが可能。というか、スタート時点でメンバーの後ろにバブルがあるという、ゴリ押ししないとどうしようもないステージすら存在する。
一見デメリットしか無いように見える障害物も、場合によっては有効活用できる。例えばメンバーが先行してファンを置いていってしまうとき、一時的にメンバーを休ませ、ファンを待つなどできる。障害物による休憩時間を把握している必要があるので、やや上級者向けの攻略法かもしれない。
いずれにせよ、ゲームシステム自体はシンプルなので、トライアンドエラー(とゴリ押し)を繰り返すことでクリアできる余地は十分にあると言えるだろう。実際、Twitterではリリースから7時間前後での全クリ報告も出ている。
「見てるだけじゃ足りない カラダ動かして
できることないか 探してみようよここで」
気になったそこのあなた。実際に走ってみてはいかがだろう。
余談
ちなみに、「IT活用チーム」の優木せつ菜・天王寺璃奈・三船栞子を担当した声優は、意外にも、全員『アサルトリリィ』に出演している(但し、せつ菜の場合はスクフェス2などでせつ菜の声優を担当している2代目声優であり、スクスタに出演した1代目声優であった楠木ともりは『アサルトリリィ』に出演していない)。