概要
相手の腕、肘関節を極める関節技の一つであり、柔道では腕緘と呼ばれており、袈裟固めや肩固めの派生技としても多用される。
自身の片手で相手の手首を掴み、腕をアルファベットのV字に固定し、固定した腕の下から自身のもう一方の腕通して、相手の手首を掴んでいる腕を掴み捻り上げて極める。
相手の腕が「V」、自身の腕が「1」の形になることから、ナチス・ドイツのV1飛行爆弾にちなんで名付けたとされている。
シンプルな技ゆえに派生の類似技も多く存在し、試合ではピローアームロック(相手の頭部を持ち上げて極める。別名「V2アームロック」)、テレフォンアームロック(相手の手首を内側に折りたたんで極める。)など判別が困難になることがあり、決め技をアームロックに総称されてしまうこともよくある。
類似技
アナコンダバイス
ストレートアームバー
腕をV字に変形せず肘を伸ばして極める。
極まる部位も同じで腕ひしぎ十字固めに近いが、腕の力だけで極めるので実力差があると極めるのは難しいとされている。
テレフォンアームロック
受話器をもって電話をかけてるような見た目から名付けられた。
相手の手首を内側に折りたたむことで手首と肘を極める。
両足で極めた際にイラストのような見た目になることが多い。
総合格闘技の試合でも決め技になることがある。