概要
元々は「トヨタにないカテゴリーの新コンセプトカー」という主題で検討されていた意匠の一つだったが、後に1999年から2004年にかけて行われた異業種合同プロジェクト『「WiLL」ブランド』。トヨタ自動車は『「WiLL」ブランド』の第1弾として『WiLL Vi』を2000年より発売を開始した。初代ヴィッツとプラットフォームを共有する一方で、ボディパネルやインテリアなどは独自の設計で、エクステリアは、シンプルなパネル面をシャープに組み合わせた造形とし、各所のグルーブドライン、昔の馬車を連想させるクリフカットシルエットとあいまった個性的なスタイルが特徴。季節ごとに限定色を用意するなどの斬新な販売策がとられた。
2001年12月に発売を終了した。
車名の由来
WiLLは英語の「意志」や「未来」を、VSのVはジャンルを表す「Vehicle」(ビークル)のVで、ブランド名「WiLL」と繋げて「WiLL Vehicle」とし、ブランド商品群での位置を示しでいる。iは、「I」や「identity」「independence」「individual」といった、ターゲットである20代後半独身女性の自立、自己実現志向にちなんでいる。