ちょっと気になる、ZAGZAG
概要
1990年に岡山県岡山市西古松(現在の北区西古松)にて創業したドラッグストア(ただし、1号店が開業したのは岡山市よりも遠く離れた笠岡市であり、現在も初代店舗となる建物も現存し美容室が居抜きで入居し、店舗そのものも敷地内にあったスーパーの建物へ移転拡大という形で存続している。ちなみに倉敷市の西阿知にある店舗も似たような経緯で移転拡大している)。
系列
現在はナチュラルHD(ドラッグストアモリを運営。以外「ドラモリ」と略す)およびイオン株式会社、両社の傘下にある。比率はイオンが約15%、ナチュラルHDが約61%。店頭端末の「おとクーポン」も元々はドラモリ由来のものである。
両資本が入っている背景からNID(日本ドラッグチェーン会)とハピコム(イオン・ウエルシアグループ)2つのチェーンサプライに同時加入しており、事実上両系列の相乗り店舗となっている。
この事から「NID」「トップバリュ」「ハピコム」といった本来は別系列のPB商品を同時に扱っている。
店舗
近年の店舗は「白く角ばった建物に緑の配色」という特色があり、店舗によってはマスコットキャラクターである「ザグちゃん(メイン画像左のキャラ)」が飾られている事もある。
また、地域に一店補とは限らず「近隣地にザグザグの別店舗も出店」なんて例もあったりする。
CM
2003年より萌え絵(アニメ絵)調のダイナビジョンCMを開始して話題を呼び、ローカルながら一躍、有名になった。ドラッグストアであるZAGZAGは知らないが、このCMは知っている、という人も多いかもしれない。
このCMに関しては、特に女子高生の少女(公式かどうかは知らないがザグ子と呼ばれる事が多い)を主役に据えたシリーズが知られているが、このシリーズの元絵を描いたのは90年代までコミックマーケットにおいて創作少女ジャンルの壁サークルとなっていた個人サークル「あららんど」を運営し作家活動をしていた同人作家の山吹あらら氏である。(なお山吹は、CM放映直前の時期において、岡山・香川ローカルでソウルノートという山陽放送系列の出版社でグルメ情報の本を出していたために、地元での認知度もそこそこ上がっていた)
岡山県・香川県は単一県域放送ではなく、両県にまたがる広域圏放送(NHKとラジオを除く)であるため、CMの放送範囲が両県にまたがっている(それが功を奏したのか、香川県にダイナビジョンCM開始後に店舗展開が開始されている)。さらにアナログ時代はスピルオーバーで広島県・兵庫県にまで流れたため、岡山県を中心としたこれらの地域にも支店が出されるようになっている(ドラモリとの提携後は「運営エリア棲み分け」の名の元に徳島県は全域、愛媛県も1店舗を残して撤退せざるを得なくなったが、代わりにドラモリが運営していた香川県のエリアがザグザグの運営へと一本化された)。
タグとしては件の女子高生を含めたCMキャラクターの絵、あるいは他作のキャラクターを用いた件のCMのパロディー作品に使われる事が多い。
山吹あらら氏の萌え絵がふた昔前風で、CMのノリもふた昔前風だが、その割に主線は綺麗でヌルヌル動くのが独特で好きという人が多い。
その事もあり、現在においては上述した岡山・香川およびその近域における懐かCMとして認識される事も多くなった。
関連イラスト
関連タグ
ザグザグ - 表記揺れ
山陽放送 - 件のCMを最初に流した放送局