1980年に設立されたゲームソフトやパソコン用ソフトウェアの開発・販売会社で、北海道札幌市厚別区に本社を構えていた。代表作は「フラッピー」「うっでいぽこ」等。
当初は「株式会社コンピューターランド北海道」と言う商号だったが、1984年に「dB-SOFT」(デービーソフト)に変更した。
ゲームソフトでは「うっでいぽこ」「フラッピー」といった人気タイトルや、STGの「ヴォルガード」シリーズを開発・販売。中でも多くのファミコン世代の印象に残っているのは、スクロール・ロールプレイングゲームと銘打った「頭脳戦艦ガル」であろう。
また一般向けゲームの他に、有害ゲームとして国会にとりあげられた「177」をアダルトブランドのマカダミアソフト名義で発売していた。
PC-98全盛時代に「dB-BASIC」と言うコンパイル可能なBASIC言語を発売する等、ソフトウェア会社としての活動しており、家庭用ゲーム機が世代を重ねていくにしたがってゲームソフト開発からは離れていき、ワープロソフト「P1.EXE」といったソフトウェアの開発にシフトしていった。
その後、2001年8月1日にサポート業務をネットファーム・コミュニケーションズ(創業者は貞行の妻、古谷玲子)に移管して以降、会社としての活動はなく、2002年には社屋を売却し、2003年に事業停止。以降、登記上の役員変更が行われないなど休眠状態にある。最後の登記から2015年で12年が経過したため、会社法第472条の規定による休眠会社の整理対象となり、同年12月15日付でみなし解散の措置が執られた。
なお、古谷貞行は2006年10月末にネットファーム・コミュニケーションズの社長に就任し、同社で『FLAPPY』を公開している。
ゲームタイトル
フラッピーシリーズ
黄色い生物「フラッピー」を操作して、ブルーストーンを所定の場所で押していくパズルゲーム。
うっでいぽこ
木の人形「ぽこ」を操作し、ベルトスクロール式のステージ上で謎解きを行うアクションアドベンチャー。
ヴォルガードシリーズ
合体変形する高機動戦闘メカ「ヴォルガード」を操作する横スクロールシューティングゲーム。
ファミコン版の続編「高機動戦闘メカ ヴォルガードII」がWiiのバーチャルコンソールで配信されている。
レイラ
女主人公「レイラ」を操作して進むファミコン用アクションゲーム。
途中で相棒の女性「イリス」を救出すると一緒に戦ってくれる。
頭脳戦艦ガル
デービーソフト曰く「スクロール・ロールプレイングゲーム」。大事な事なのでもう一度「スクロール・ロールプレイングゲーム」。
実際は、100面クリアするまで延々さして面白みのあるでもない縦スクロールシューティングをやらされる苦行ゲー。