「あなたには むらさきのほうが にあってるわ! ウフフフフ」
「あなたのタマシイで クモたちは みんな しあわせに なれるんだから~!」
「せっかく ニンゲンが きたのに⋯ たべても おいしくないなんて!」
概要
小悪魔的な性格。「Ahuhuhuhu…(日本語版では「ウフフフフ」)」という独特の笑い方をする。
見た目は蜘蛛の姿をした少女で、地下世界の蜘蛛たちを束ねるリーダーでもある。
薄紫色の肌に、額にかけて扇型に羅列した5つの黒目と、6本の腕が特徴。髪は黒髪のショートボブで、左右を大きなリボンで結んでいる。衣装はゴシック調の赤いドレスにかぼちゃパンツ。手には上2本にティーカップ、真ん中2本にはティーポットをそれぞれ持っている。
仲間である蜘蛛たちとの共存を望んでおり、スノーフルの寒い気候のせいで合流できずにいる蜘蛛たちを助けるため、手作り菓子のバザーを営み資金集めを行っている。ただし、その商品の値段は一つ一つが恐ろしく高額(9999G)である。
しかし彼女は自身のバザーを素通りすることを許さず、蜘蛛の巣で待ち伏せし、動けなくなった相手に仲間の蜘蛛たちをけしかけてくる。愛らしい外見とは裏腹に、その攻撃はかなりえげつない。しかし、戦闘中に掲示される金額を支払うとそのターンだけ手加減してくれる。もっともその要求金額はあっという間に跳ね上がり、簡単に財布がカラッポになる(その場合でも呆れ果てて手加減はしてくれる)。
戦闘においては、彼女の攻撃を何度か耐えている内に、電報係の蜘蛛により助けられることで見逃してもらえる。もしくは先に手作り菓子を購入していれば戦闘そのものを避けられるが、前述のとおりの値段なのでまともに購入することは難しいといえる。
だが、この蜘蛛の巣に見覚えはないだろうか? そう、最初のいせきである。そちらでも蜘蛛が普通の値段で手作り菓子を売っていたはず。あらかじめ購入しておいて戦闘中にこれらを食べると、ここで買っていないはずなのに持っている菓子の出所を探ったマフェットの元に届いた電報で誤解が解け、即見逃してもらえる。
ちなみにGルートの場合、手前のバザーで9999Gを支払っていても戦闘を回避できない。アンダインが殺害されたことでアルフィーから彼女に対しても避難勧告が出ていたが、蜘蛛ゆえに自分の巣を離れることなどありえないのを理由に避難しようとしなかった。ところがこれが原因で主人公に見つかり、「たたかう」によって一撃必殺されてしまう。
攻撃せずターンを経過させた場合、この時にホットランドに残っている一般市民は彼女たちだけであることが明かされ、もし彼女たちが避難勧告に従っていたらホットランドが封鎖される手筈だったという。蜘蛛の本能に従ってここを離れなかったがために、あろうことか殺戮を繰り返す主人公の通り道を拓く結果となってしまった。
Gルート経由でわざと殺さずに戦闘を長引かせていると、よりによってアルフィーを捕まえて食べればよかったと後悔している話が訊けたり、Gルートの主人公が極悪人であることは正しく認識しつつも蜘蛛一族が被害に遭っていないことを理由に無罪放免にしてしまうような、かなり自分のテリトリー本位な側面を見せたりする。
このルートでも見逃してもらえるまで粘れば殺害を回避できるが、殺害時と同じくメタトンNEOとの戦いまでの経緯や最終的にLV19まで上がる点はGルートのそれであるにもかかわらず、ニューホーム以降の展開がNルートになる。やはり誰かを見逃した段階でGルートは成立しないのである。
殺害した場合、配下の蜘蛛がクローバーらしきものを手向けにやってくる。クローバーといえば、花言葉は「復讐」である。
余談
彼女はKickstarterでUndertaleの開発資金を募集していた時に導入されたゲストキャラクターである。同様の経緯で採用されたゲストキャラクターにグライドとゴッゴメンも居るが、彼らが隠しキャラなのに対し彼女は道中のボスの一人という破格の扱いである。
当時のKickstarter支援金額に応じた報酬として、
- 「500ドル以上の支援であなたの考えたオリジナルキャラクターがゲーム内に戦闘可能な敵モンスターとして登場(先着2名)」
- 「1000ドル以上の支援であなたの既存オリジナルキャラクターがUndertale内に公式で登場(先着1名)」
というものがあった。
マフェットは本作の世界観に密接に溶け込んでいることからもちろん後者……と思いきや、実は前者採用のキャラクターである。そして後者採用のオリキャラはゴッゴメンの方であった。
関連イラスト
関連タグ
ラクネラ・アラクネラ:外見が似ている。ただし、此方は下半身が蜘蛛である。