概要
『vα-liv(ヴイアライヴ)』とは、2022年12月26日に発表されたアイドル育成プロジェクト。2023年4月14日から活動を開始した。
正式名称は『PROJECT IM@S vα-liv』で、「アイドルマスター」ではなく同シリーズのメディアミックスプロジェクトである『PROJECT IM@S』の名義となっている。これは「アイマス」の未来に繋がる新しい可能性を創るプロジェクトといった意味合いがある。
配信活動を通してアイドルデビューを目指すアイドル候補生の物語で、キズナアイのキャラクターデザインで知られる森倉円がデザインした3人のキャラクターが、実際にYouTubeでチャンネルを開設してライブ配信などを行うという、バーチャルYouTuberのような活動形式をとっている。
アイドル(候補生)達をキャラクターではなくタレントとして扱う「MR PROJECT」に特化したコンテンツとされ、所謂中の人などいない対応が徹底される。その為か担当声優も明かされておらず、中の人が重要視されやすい当シリーズでは異例となっている。
公式サイトにはプロジェクトそのものとそれぞれの候補生への投票コーナーが設けられ、審査基準に至らなかった場合はアイドルデビューできずに活動終了となる。逆に、見事にアイドルデビューした暁にはいずれは既存のブランドと肩を並べるようなアイドルグループを作る構想も語られた。
そして2024年3月31日に彼女たちの所属が876プロとなることが判明、2か月の準備期間ののちにデビューとなることが決定した。同年6月23日に「アイドルデビュー発表会」が生配信され、デビューシングルの制作と初めての単独イベント「PRODUCER MEETING 2024 FROM ON NOW!!!」の開催が発表された。さらに翌日には、アイマスポータルサイト内のアイドル名鑑にて、本プロジェクトのアイドル情報が実装され、正式にアイマスシリーズのアイドルとしての歩みを始めることとなった。
現時点ではブランドに次ぐ扱いのようで、公式ポータルのブランド情報の欄では他の6ブランドと並んでいるが背景が灰色になっており、アイドル名鑑や好きなブランド等の選択項目ではディアリースターズを含む876プロ・961プロ・無所属のアイドルを「その他」にまとめている。
本企画はサザエさん時空ではなく、そのためなのかアイドル名鑑では年齢は非公開とされている。
メンバー
灯里愛夏 | 上水流宇宙 | レトラ |
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16→17→18歳。福岡から上京してバリバリのシティーガールを目指している。合言葉は「やっぴー!」(「やったるぜハッピー」の略)。 | 16→17歳。魔法少女やアイドルに憧れて芸能界入りした芸歴10年目のベテラン。インターネット老人会。 | 19→20歳。日本とブラジルのハーフでフルネームは「サラ レトラ オリヴェイラ ウタガワ」。開放的で意外と真面目な元バンドボーカル。 |
プロデュースコンセプト
メンバーのアイドルデビュー以降の本プロジェクトでは、視聴者は876プロのプロデューサーとなり、歌って踊れるだけでなく自ら輝きを届けられる新たな形のアイドル「ライバーアイドル」の育成と開拓を担っていくという設定となっている。 そこで、アイドルデビュー発表会にて、876プロ社長および運営プロデューサーの勝股氏より、プロデュース活動の指針として、以下のことが紹介された。
1.ワンプロジェクト・パーソナルブランディング
本プロジェクトのメンバーはvα-livとしてひとつの仲間だが、基本的には一人ひとりの個性に合わせたブランディングをしていく。 そのため、配信内容は徐々に多様化していくが、プロデューサーは三者三様の違いを楽しんでプロデュースをしてほしいということ。
2.メインプロデュース業務は「コミュニケーション」
プロデューサーはSNSで発信したり、配信を盛り上げたりして、本プロジェクトのコミュニティの熱量や密度といった「コミュ力」を高めてほしいということ。このコミュ力には発信や肯定だけではなく、静観・傾聴・叱咤激励も含まれる。
運営側もコミュニケーションの密度が高まるよう、様々な企画を考えていくそうだ。
Twitterハッシュタグ
作品名にハイフン(マイナス)が含まれるため、Twitterで自然に『#vα-liv』とハッシュタグをつけようとすると『#vα』になってしまったり、マイナス検索として機能してしまうなどの問題点も指摘されている。
また、公式日本語表記の「ヴイアライヴ」を「ヴイアライブ」と誤表記している人が多い。
紛らわしいためか後に『#ヴイアラ』に変更となった。
関連動画
第1弾ティザーPV
外部リンク
関連イラスト
関連タグ
関連項目
水谷絵理:事務所の先輩アイドル。ネットアイドルとリアルアイドルをテーマにしたシナリオで、実際に公式ブログでファンとの交流が行われるなど、活動方針においては大先輩とも言える。
電音部:バンダイナムコの同レーベル(ASOBINOTES/アソビノオト)が手掛ける音楽原作キャラクターコンテンツ。歌枠で楽曲をカバーするなど度々コラボしている。
土佐兄弟:公式番組のMCを務めている。
アイカツアカデミー!:似たような性質を持つアイドル系コンテンツであり、そちらもバーチャルYouTuberとして展開される都合上従来のシリーズとは違って声優が非公開であるという共通点がある。また、2024年10月にはvα-livとアイカツアカデミー!でのコラボ配信が行われる。
ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ:『vα-liv』が登場する約1年前に登場したコンテンツで、「現実においてアイドルがライバーとして活動する」という点では類似しているものの、そちらでは声優が普通に顔出しで登場している点で異なっている。また、2023年に行われた『異次元フェス アイドルマスター ラブライブ!歌合戦』に合わせて、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブが765PRO ALLSTARSの「CHANGE!!!!」を、vα-livがμ'sの「No brand girls」をそれぞれカバーした。