この台詞はアンドレイ・グロムイコ(57~85年までのソ連の外相)の回想によるものである。
概要
1945/2月の「ヤルタ会談」の席上、スターリンがルーズベルトに対してベリヤのことを「うちのヒムラーです」と紹介したと憶えているとし、
「ヒムラーとベリヤ、この二人の卑劣漢は、果たした職務もさることながら、
顔つきまでがそっくりだ」と評した。
実際、その悪名高さ・政権内部の立ち位置の類似性は現代でも度々指摘されやすい。
ヒムラーとベリヤの共通要素
- 独裁政権下のNo.2であり、最大の信任
- 内務大臣の担当経験(ドイツ第19代内務大臣・ヒムラー、ソ連第2代内務大臣・ベリヤ)
- 粛清の数々(親衛隊の指導者としてホロコーストを担った、ニコライ・エジョフの内務人民委員代理に任命され、次第にエジョフに代わって粛清の指揮を行った)