概要
童話や昔話の登場人物をキャラクターとして脚色した推理ギャグアニメ。
1995年4月5日から1996年1月16日までに第1期が、1996年4月9日から1997年1月21日までに第2期が放送された。なお、放送終了から1年後に同じ枠で放送された「アリスSOS」とはよく混同されるが何の関係もない。
ストーリー
第1期
童話に登場するキャラクターや動物が住人として暮らしている「ふしぎの村」という騒がしい村を舞台に、花屋の一人娘アリス、その花屋に居候している探偵江戸川写六、そして彼の助手イナバの3名を中心にストーリーが展開され、この3名が多発する怪事件を解決に導いていく。怪事件といっても殺人や流血シーンなどのシリアスな描写は一切なく、軽い窃盗や傷害事件など他愛も無い事件ばかりである。犯人の殆ども簡単な注意等で済まされ、刑に服した様子も無く事件後も普通に社会生活を送っている。ただし、セリフや描写の端々に他作品ネタやブラックジョークが散りばめられており、視聴者層の子供には到底分からないネタもみられる。
最後は写六の「さて、テレビの前のみんなはもうわかったかな、……ずばり推理してくれたまえ」という台詞で締められ、次回放送の冒頭でイナバが種明かしをしながら事件の真相を事件簿ノート(絵日記)に記すという形になっている。
第2期
第2期では第1期の写六が去り、Dr.ホーとマンデーが登場。
Dr.ホーは、亡き父が「イナバ」という名の探偵にひどい目に遭わされたことの復讐として、タイムマシンでふしぎの村の「イナバ」の前に現れた。Dr.ホーの家系が「イナバ」の家系に勝利するためには、「イナバ」の先祖の才能を幼少時代の時点で潰してしまうことが必要だと企んだDr.ホーは、何としてでも「イナバ」に勝とうとふしぎの村で起こる事件(第1期同様たわいのない事件が多い)をいち早く解決しようとするが、いつも失敗ばかりで勝つことはできずにいる。
登場キャラクター
- イナバ(CV:白石文子)
- アリス(CV:佐久間レイ)
- アリスのママ(CV:熊谷ニーナ)
- 江戸川写六(CV:関根信昭)
- 荒井警部(CV:中村大樹)
- リポーターのニーナ(CV:熊谷ニーナ)
- 大家のウルフさん(CV:大友龍三郎)
- 白雪姫子/荒井姫子(CV:高田由美)
- 白馬野王子(CV:三木眞一郎)
- 竹取ヒカリ(CV:岩男潤子)
- みどりカメ吉(CV:舟津俊雄)
- ハッタリ半象(CV:津久井教生)
- Dr.ホー(CV:中村秀利)
- マンデー(CV:くまいもとこ)
- 花形千両(CV:三木眞一郎)
- 綾小路局(CV:岩男潤子)
未回収の伏線と謎
第2期には色々と謎が残ったままになっている
- 2期のOPの最初に出てきた「翼を広げた天使みたいなヤツ」が何なのか、最終回の終盤でもDr.ホーの顔の前にも表示される様に現れたけれど結局何を意味しているのか全く語られていない。
- 最終回でDr.ホーの父親のライバルであるイナバは今までに相手にしてきたイナバではなく時間も場所も全く違うところにいる為、イナバ違いと言い、タイムマシーンで本当のイナバのところに向かい運良く目的場所にたどり着いたのは良いが、どう見ても2期の第1話の場面であった為、どう言うことなのか不可解な点である。
- Dr.ホーが自分にそっくりだと言って御先祖と思っていた綾小路局はマンデーの話では御先祖ではなく実は・・・・と、実はと言うセリフで止まってしまい最後まで全く語らなかった為、綾小路局は何なのかは謎ままである。
関連イラスト