概要
ウサギの仲間は、世界中に約60種いる。耳は長く、後ろ足が大きいのが特徴で、地面を跳ねながら移動する。とても丈夫な歯で、堅い草や枝を噛み切って食べる。
二重になっている切歯(前歯)
ウサギ類が持つ最大の特徴は、上顎の切歯が二重になっていることである。正面からは見えないが、裏側にもう2本、楔形の小さな切歯がある。
糞を食べる
ウサギ類は、2種類の糞を出す。1つはよく知られている、コロコロの丸い糞である。もう1つはクリームのように柔らかい糞で、ビタミンやたんぱく質等の栄養がたっぷり含まれている。この柔らかい糞を自分で食べることで、ウサギは食べた物を2回腸に通貨させることになり、栄養を十分に吸収することが出来る。
ウサギの走り方
ウサギの走り方は独特である。足跡を見ると、後ろ足が前足よりも前の方に着地している。丁度、跳び箱を飛ぶような足運びである。
主な種類
ウサギの仲間には、ナキウサギ科とウサギ科の2つに分けられる。ウサギ科は更に、ノウサギ類Hareとアナウサギ類Rabbitに分けることが出来る。
絶滅した種にはヌララグスなどがいる。