概要
和名 | ニホンカナヘビ |
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学名 | Takydromus tachydromoides (Schhlegel, 1838) |
分類 | 脊索動物脊椎動物亜門四足動物上綱爬虫綱双弓亜綱鱗竜上目有鱗目トカゲ亜目カナヘビ下目カナヘビ科 |
頭胴長 | 5~7㎝ |
分布 | 北海道・本州・四国・九州。日本固有種 |
名称
漢字表記は日本金蛇、日本愛蛇、日本蛇舅母
属名、種小名は共にギリシャ語で「速く走るもの」を意味する。
英名はJapanese Grass Lizard。
漢名は日本草蜥。
形態
全長18~27㎝。
体色は背面は灰褐色から茶褐色で、通常無地だが時に黒褐色の小斑が散在することがある。体側には外鼻孔直上を起点として、眼と外耳孔の下辺を通過して尾基部まで到達するの黒褐色の太い縦条があるものが多い。そこの縦条の下縁には、白色あるいは黄白色の細い縦条が同様の範囲を走るが、個体によっては前肢基部周辺で途切れるものもいる。口唇も同様に白っぽい。腹面は黄白色から黄褐色。
頭幅と吻長は同等か、吻長が僅かに長い。吻端はやや鈍く、頭部全体が側扁傾向にある。吻端板はかなり大型。上鼻板は正中線上で接しない(稀に接するものがいる)。側頭板は2列で前列が3~4枚、後列が3枚。上唇板は6~8枚。下唇板は6枚。咽頭板は4対。
頸部から胴部の背面の鱗は大型で光沢が無い。強い隆条を備え、後端が尖る。横に6列並び、前後の鱗は重なって配列するため、背面全体に6隆条が走る。体側の鱗は顆粒状で細かく、4~8列に並び、その下に中程度の大きさの瓦状鱗が2~4列並ぶ。この鱗も隆条を備える。腹板は横に8列・縦に24~28枚並ぶ。隆条を左右の最外列のものは弱い。前肛板は単一
四肢はよく発達し、前後共に5趾。後肢の第4趾は特に長く、23~26枚の趾下板を備える。鼠蹊孔は通常2対だが、稀に1対または3対で、対にならないものもいる。
尾は長く、尾長は頭胴長の2.2~3倍。長方形で隆条を備えた鱗に覆われる。この隆条は胴の隆条と連続する。