概要
『ギムリ』は、イギリスのJ.R.R.トールキンによるファンタジー小説「指輪物語」とその映画化作品「ロード・オブ・ザ・リング」に登場する「旅の仲間」の一人、はなれ山のドワーフの戦士である。
映画版の俳優はジョン・リス=デイヴィス、吹き替えは内海賢二が担当した。
人物
ドワーフの七氏族の一つドゥリンの家系に属し、王家とは遠縁にあたる。第三紀2879年の生まれ。
武器は斧。小さな体ながらも人間やエルフと互角に戦う強靭な戦士である。
指輪物語のエルロンドの会議にて、父グローインと共に会議に参加し後に九人の指輪の仲間の一人としてフロド・バギンズ達と共に旅立った。
一行の離散の後はアラゴルン・レゴラスと共に行動し、角笛城、ペレンノール野、黒門前などの戦闘に参加した。
闇の森のエルフレゴラスとの友情と、ロスローリアンのガラドリエルの奥方に対する尊崇によりエルフの友の称号を得る。
彼とレゴラスが共に船出したことにより、旅の仲間は全員が中つ国から消え去った。
映画での活躍
映画のギムリは原作に比べ頑固さや武骨さが強調されている。
さらにコメディリリーフとしての活躍が大幅に増えており、全体的に暗く重苦しい物語に明るさを与えてくれる存在でもあった。
そんな中でもレゴラスとの種族を越えた友情や、フロドやメリー・ピピン達ホビットを心配する優しさはしっかりと描かれている。
大きな戦いの度にレゴラスと敵の撃破数を競い合うが、映画はレゴラス無双であるため基本的には黒星の模様。
しかしどの戦いでも確実に敵を撃破し、時折ピンチに見舞われるものの結果的にはどの戦いも無傷で生還している、確かな実力と強運の持ち主。
MMD
父グローインについて
ちなみにギムリの父グローインは「指輪物語」の前作「ホビットの冒険」でビルボ・バギンズと共に旅した仲間のドワーフの一人である。