pixivでは「ビルボ」タグでの投稿が多い。
概要
ホビット族の中年男性である。
ホビット庄で裕福で格式のある一族であるバギンズ一族であったが、無鉄砲な冒険家を幾人か生み出したトゥック家の血も彼には流れていた。
『ホビットの冒険』では、第三紀の2941年に、火竜スマウグに奪われた宝物と国を取り戻すべくドワーフのトーリン・オーケンシールドと12人の仲間による「はなれ山」への遠征が行われた際、成功の鍵を握る「忍びの者」として魔法使いのガンダルフに突然選ばれて、冒険の旅に出発することになる。
- スマウグの討伐には、厳密に言うとドワーフ達は討伐よりも宝の奪還に興味があり、それをガンダルフが利用したのだが、実際にはドワーフとビルボの旅がなくてもサウロンが竜を懐柔する前に破壊するプランをいくつか考えていた可能性が指摘されている。ビルボの起用についても、元々は別の人材を探していたがダメだったというのが理由である(参照)。
紆余曲折の果てに、竜は倒され、トーリンは戦死するがドワーフの国は復活し、ビルボも平凡な生活に戻るが、旅の途中でゴクリからかすめ取った姿隠しの魔法の指輪にまつわる長い戦いについては知る由もなかった(……後付け設定とか言ってはいけない)。
『指輪物語』では、サウロン復活により魔力を強めていた「魔法の指輪」の影響を懸念したガンダルフの説得に応じて、養子のフロド・バギンズにそれらを託し谷間の国へと旅立っている。のちにエルロンドの館に落ち着き、多少はボケてはいたものの、元気な姿をフロド達に見せていた。最後には、フロドやエルロンド達と共に船で旅立つ。
口喧嘩では龍をも負かす中つ国最強の存在である。
ゴラムやスマウグとのなぞなぞ合戦にも対応してしまうほどの恐ろしい度胸を秘めている。
戦闘でも、描写が知られているホビット族では最強との声もある。
実写
2001年~2003年公開の『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズではイアン・ホルムが年老いたビルボを演じ、
2012年~2014年に公開された『ホビット』三部作ではマーティン・フリーマンが中年期のビルボを演じている。
日本語吹き替えは老年期を山野史人、中年期を森川智之が演じている。
pixivではM・フリーマンの人気もあり、彼の演じた他のキャラクターとクロスオーバーして描かれることもある。(『Sherlock』のワトソンなど)