概要
愛称はピピン。タグとしてはこちらが多い。
指輪の仲間の一人。父はパラディン・トゥック二世、母はエグランタイン・バンクス。パール、ピンパネル、パーヴィンカという三人の姉を持つ末っ子長男である。フロドやメリーとは親戚。
多少うっかりだがへこたれない性格。ビルボやフロドの事情を察していたメリーから相談を持ち掛けられ、フロドがいつかビルボの様に指輪を携えホビット庄を出て行ってしまう時は、一人にしないよう付いて行くことを、メリーやサムと共に約束していた。
旅の仲間の中で唯一の未成年者(ただしホビットの成年は33歳で、アラサーではある)。その為エルロンドからは「ホビット庄に帰した方が良い」と提案されてしまう。
メリーと共に森林の守護巨人エント族の長・ファンゴルンと友達になり、森を破壊するサルマンの暴挙を知らせ、エント達をアイゼンガルド攻略最強の援軍として味方に付けた。
ガンダルフと共に向かったミナス・ティリスでは、命を賭して自分達をオークの追撃から守ったボロミアの父であるゴンドール王国執政デネソール2世に会い、奉公を申し出る。
ペレンノール野の戦いでは、もう一人の息子ファラミアが重症を負ったのを死んだと勘違いして、後追い火葬というか焼身無理心中を図ったデネソール2世の狂態を、ガンダルフと共に食い止めファラミアの命を救った。
なお原作では黒門の戦いにおいてトロルの首領を討ち取るという大手柄を立てている。
一方、劇場版「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでは、上記のようなサムたちとの約束はしておらず、半ば成り行きでフロドたちにメリーと共に同行する。
そのため、当初は旅の重要性はあまり認識していなかったが、このままではホビット庄も戦火に巻き込まれるのではと危機感を抱くようになったメリーの言葉を受けて自身も戦いに挑んでいく形に改編されている。