サイドマシーン
さいどましーん
ジローが普段乗っているバイクが変形したもので、最高速度は500Kmを弾きだす。
小回りが利くほかに、ドリルが装備されていてこれを利用して地中潜航が可能となっている。
劇中では、ハカイダーとカーチェイスを繰り広げたり大多数の敵の包囲網を突破するという活躍をみせる。
撮影に使用されたのは、カワサキマッハIII500・GTスペシャルサイドカーを黄色くペイントし、ウイングなどの装飾を取り付けたもの。
カワサキマッハIII500・GTスペシャルサイドカーは、カワサキ500SSマッハIIIをベースに大陸モータースが制作した、レースを意識したコンセプトマシンで、川崎重工が1970年の東京モーターショーで展示した。
変形前のサイドカーは番組前期がカワサキ500SSマッハIIIがベースで、後期はカワサキ350SSマッハIIがベース。後期の車両はキカイダー01のダブルマシーンに改造された。そのため「キカイダー01」にジローが登場した際は変形前のサイドマシーンに乗っていない。
小説『人造人間キカイダーTheNovel』にも登場。水素燃料電池で動く、2200馬力のスーパーマシン。強力なバリアーなどが装備してあり、戦闘ヘリからの攻撃すら受け止める。
一部のライダーマシンのようなオフェンス武器(例:ヘルダイバー、ロボイザー、サイドバッシャー他)こそ搭載していないものの、囮弾を放つ砲身が座席後方に設置されている。
ちなみに、実はタイヤがついているものの本当はエアバイクである。
石ノ森章太郎氏によるスケッチでは、レッドマシンという名前であった。(カラーリングが黄色に変更されたのは、キカイダーの配色と被ってしまうため)
オリジナルは長らく完全な状態からは程遠い、フレームと幾つかのパーツが残っている状態であったものの、現在は所有者によりレストアされ、当時の勇姿を取り戻している。