プロフィール
概要
D.S.S.D.(深宇宙探査機構)の女性技術者であり、「GSX-401FWスターゲイザー計画」の中心人物。機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZERの主人公を務め、ガンダムシリーズでは珍しい女性主人公となった。
コーディネイター(年齢的に第2世代)だが、ナチュラルに対する偏見意識はなく、同じ夢を追うのならば人種を問わない。また、ナチュラルとコーディネイターの争いにも一切興味がない。
非常に決断力や行動力に溢れており、その強い意志はたとえ非常時でも揺るがず、D.S.S.D.の本部長とも度々口論していた。その一方、孤独を嫌う傾向があり、何かあると神妙な顔をして良き同僚にして友人のエドモンド・デュクロの下へ愚痴を聞いてもらいに訪れていた。そういった性格からD.S.S.D.の同僚たちからは非常に好かれており、良好な関係を気付いていた。
自身が開発を主導したスターゲイザーのことを我が子のように思っており、「この子」と呼ぶこともあった。
技術者としてのレベルも相応に高く、ジャンク屋組合の技術者であるロウ・ギュールからライバル視されている。
劇中での活躍
地上にてスターゲイザー本体の開発をしており、スペースシャトルにてソル・リューネ・ランジュやスターゲイザーと共に宇宙にあるD.S.S.D.の拠点「トロヤステーション」へ向かった。この時、発射場のある都市がコーディネイターのテロに遭い、それを止めてシャトル打ち上げを成功させるために迎撃に出たエドモンド・デュクロを失っている。
「ごめんなさいね…あなたに人殺しをさせてしまうわ。『この子』にも」
その後、トロヤステーションにてスターゲイザーとヴォワチュール・ユニットの調整を続けていたが、ファントムペインのホアキン隊の襲撃を受けたため、ソルと共にスターゲイザーで出撃する。後部座席にてオペレータを担当し、エネルギー残量を含む機体状態を機体操縦を担当していたソルに逐次伝え続けた。
スターゲイザーがエネルギー切れしてストライクノワールから逃げることしかできなくなった際は、アポロンAのプロパルションビームにてホアキン隊の母艦を撃つようにソルに伝えると同時に、ソルのシートを強制射出して操縦を代わり、ソルに気を取られて機体を放棄したと油断したストライクノワールに機体を組み付かせた。そのままアポロンAの軸線に移動しつつ、アポロンAの管制スタッフに対してスターゲイザーに30％の出力にてプロパルションビームを撃つように指示する。そうして、放たれたプロパルションビームをヴォワチュール・リュミエールの量子膜にて受け止めて組み付いていたストライクノワール共々急加速を行い、地球と金星の間の宙域まで吹き飛ばす形で危険を排除した。
急加速によるGにもコーディネイターの身体能力をもって持ちこたえ、ストライクノワール側のスラスターにより減衰が行われ機体の速度が緩やかになった辺りでコックピットから出てストライクノワールのコックピットを開けて気を失っていたスウェン・カル・バヤンをスターゲイザーへと移乗させ、腕部の骨折の手当てもする。その後、地球帰還のためにストライクノワールの残存エネルギーをスターゲイザーへ移し、酸素消費を抑えるために薬品とコックピット温度を使って疑似的なコールドスリープ状態に入る準備を行う。このコールドスリープ準備中にスウェンから「何故俺を助けた？」と質問され、「一人で死ぬのが寂しかったから」「誰でも良いから眠るまで声をかけられる相手が欲しかった」と返しており、そういった心情からスウェンを拘束していなかった。
コールドスリープの準備が終わった後はスターゲイザーのヴォワチュール・リュミエールを展開させて機体操作を終え、スウェンと共に断熱シートに包まり彼と言葉を言葉を交わしながら眠りについた。
吹き飛ばされてから669時間後にD.S.S.D.の探査船により発見されたことでスウェン共々生還する(OVA版は発見されたところで終わっており生存は他媒体により判明)。なお、彼女の見立てでは酸素が保つのは約27日間(648時間)であり、正に奇跡の生還だった。
生還後は、スウェンとソルとレイエスと共に4人でエドモンドの墓参りに行っている。その際にスウェンをD.S.S.D.のテストパイロットに誘い、多くのコーディネイターの命を奪った罪悪感から自分には夢を追う資格がないと渋る彼を、これからは自分が本当にしたい事に正直に従って生きる責任があると諭して、D.S.S.D.に協力を決意させた。
関連タグ
機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY D.S.S.D
ソル・リューネ・ランジュ スウェン・カル・バヤン エドモンド・デュクロ
カーラ・ミッチャム………中の人ネタで、同じく技術者役。
