概要
和名 | ハンミョウマガイゴミムシ |
---|---|
学名 | Cicindis horni |
分類 | 鞘翅目 食肉亜目 オサムシ上科 オサムシ科 ハンミョウマガイゴミムシ亜科 ハンミョウマガイゴミムシ属 |
体長 | 約10~12mm |
分布域 | アルゼンチン |
コルドバ州のグアナコ・ムエルトという町にある塩湖周辺にのみ分布するとされていたが、後にカタマルカ州とサン・ルイス州でも記録された。
名前の通りゴミムシだが、ハンミョウのような姿をしているのが特徴である。(しかしゴミムシもハンミョウも、両者ともオサムシ科に分類される昆虫であり、一応親戚ともいえる。)
ハンミョウマガイゴミムシ亜科(Cicindinae)は本種とペルシャ湾に生息するArchaeocindis johnbeckeriのみが存在している。
生態
成虫の脚にはよく発達した遊泳毛が生えており、それを使って塩分量が濃いアルカリ性の水の水面を泳いだり、時には潜水したりしてホウネンエビ(厳密にはホウネンエビ科に近縁のタムノセファルス科の一種であるThamnocephalus Cohen)を捕食するという奇妙な生態をしている。
しかし普段は水中の近くの陸上で生活しており、半水性の昆虫といえる。
水中ではゲンゴロウのように翅の下に空気を溜めて活動する。
淡水では浮くことが出来ずに沈む。
成虫は春にのみ出現する。
夜行性で、日中は陸上に掘った巣穴の中で休み、夜間に活動する。
サン・ルイス州の乾燥した森林内でライトトラップによって採集されている為、長距離を飛翔して移動する可能性がある。