概要
小説『経験値貯蓄でのんびり傷心旅行』のヒロインたちの1人。
魔族が支配する暗黒領域にある国々の一国「アスモデウ」の領地にある街「コーゲハイン」を収める魔族の少女。
国の英雄であるムゲンの孫娘だが、臆病な所があり、戦闘力も低い為、普段は領民たちに舐められないように男装の姿で過ごしている(ただし、カエデとフラウの見立てでは、既に住人たちは彼女が女性であることは感づいているらしい)。
その為なのか、妙に女性にもてる(ただし本人は自分に魅力がないのかと気にしている)。
尚、絵が上手く、その腕前は趣味の領域を超えているらしい。
漫遊旅団が金策で露天の出し物に挑戦していた所に声を掛けた事を切っ掛けに彼らと知り合い、共に過ごしている内に、次第にトールに思いを寄せるようになって行く。
因みに物語の後半である新大陸編ではさる事情でソアラのパ…もとい、彼女とは親友(?)の関係となる。
作中の関連人物
血縁者
- ムゲン公爵
その昔、二人もの勇者と戦って退けた魔族の英雄にしてピオーネの父方の祖父。
その実績や地位もあって普段は厳格な人物ではあるが、孫娘であるピオーネが可愛くて可愛くて仕方ない好々爺としての一面を持ち合わせている。
その為、トールのことを一戦交えた後は弟子として認めてはいるものの、ピオーネと交際する事には否定的で「ピオーネに手を出したら殺す」とトールの耳元で囁いて威嚇する程。
漫遊旅団
漫遊旅団のリーダーである戦士。
前述の通り、トール率いる漫遊旅団がムゲンの駐在するアスモデウの都に到着するまでに色々あったことで好意を寄せるようになる。
……が、性的な事に対する運は悪い方なようで、トールに裸を三度も見られている。
漫遊旅団のメンバーにして、トールに仕える奴隷であるビースト族の少女とフェアリー族の女性。
ピオーネは二人とはトールと同じタイミングで知り合う事になる。
トールに仕える眷獣の一匹。
雲のようにフワフワの身体には実は手足があることをピオーネが発見した。
魔王軍
『白ノ牙』のリーダーで、本来なら魔王を倒し世界を救う使命を持った勇者だったが、トールへの逆恨みの憎悪と『金も地位も女も思いのままにしたい』という私利私欲から魔王軍に寝返った悪徳勇者。
一軍を率いるセインがアスモデウの都を襲撃した際に対面し、危うく『誘惑の魔眼』で手籠めにされそうになるも、トールがセイン対策でムゲン公爵に渡していた『スキル封じのスクロール』を使用する事で洗脳さずに済んだ。
関連タグ
シャルロット・デュノア:書籍版2巻のあとがき曰く、『ピオーネのルーツ(元ネタ)』になったと思われるキャラクター。