概要
ランポン(Lampong)とはフィリピン・ルソン島のイロンゴット族やイロカノ族に伝承される、森の動物の守護者である精霊。
2つ曲がりの黒い帽子をかぶった、黄色い目に長い髭を生やした身長2フィート(約60㎝)ほどの小人であるといわれ、狩人達の目を引くために美しい白鹿に化身する。
この白鹿はよく見ると単眼であるといわれ、狩人が弓矢や銃で狙っても傷つけることはできない。
しかし、六発目以降の攻撃では傷をつけることが可能で、少しでも傷をつけることに成功した者は呪いによって寝たきりの病気になって衰弱死してしまうと恐れられた。