概要
ローヤルゼリー (royal jelly) とは、ミツバチの若い働き蜂が花粉や蜂蜜を食べ、体内で分解・合成し、上顎と下顎の咽頭腺や大腮腺から分泌する乳白色のクリーム状の物質である。
味は蜂蜜と異なり甘味はないが、ピリッとした酸味がある。
働き蜂は、次期女王蜂候補たちに咽頭腺から分泌するローヤルゼリーだけを与え、働き蜂候補には最初の3日しか与えず、あとは花粉で育てる。
ローヤルゼリーの活用法
養蜂によって採取されたローヤルゼリーは健康食品や化粧品として活用されている。ただし、酸味が強くて人間がそのまま食べるとしびれるという。
ローヤルゼリーは抗酸化や血圧コントロールなど幅広い面で効能があるとされている。実際にローヤルゼリーのみを与えられて育った女王蜂は、働き蜂と比べ体の大きさは2〜3倍、寿命は30〜40倍にまで成長する。