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曖昧な回避

1の皇帝龍

 若かりし鍛冶部トンカラリンがある日、雷を受けて神部七龍神からのお告げにより製作した正しき五つの象徴(光、力、剣、速、術)を備えた特殊パーツが組み合わさった鋼衣の集合体。

 この状態でも並みの魔神数体では歯が立たないが、強い魔引闘力を必要とする。魔神山に在る九つの炉を守る存在、鱗ひとつを纏えれば数倍の力が得られると云われており、その強大な力の噂は一人歩きをしはじめ、魔界の者に狙われる事となる。

 様々な憶測が流れたものの、魔神山の頂きにある龍の岬の奥深くに安置されていたが、封印を解放するには岬の目に相当する部分に龍王の剣を嵌め込む必要があったが、救世主ワタルが既に所有していた事で覚醒される。

 しかし、たとえ鱗を装着しても魔引闘力を発揮させなければ只の鉛の枷に過ぎず(悪事を働く魔界の者が力を発揮させられないのは至極当然で無闇に扱える代物ではない)、それでも手に余る存在であり、騒動後は戦王丸空王丸幻王丸らを守護魔神に据えて再び眠りに着いた様である(魔神大集合【神部新聞】など参照)。

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