概要
白い林檎型の顔をし、紫色のドレスを羽織った幻想体。身体は蔓でできており、胸には後述のE.G.Oギフト「黒壇のブローチ」に似た装飾品をつけている。
分類はF-04-03-04、危険度はWAW。
蔓が生い茂っている森のような空間を作る。
敵対個体
黒檀女王の林檎
ストーリー1章で登場。かつてD社支部で管理されていた幻想体。
また最初に戦う幻想体でもある。
戦闘では蔓の茎で攻撃を行い、一人を執拗に狙ったり、地面から湧き出させる等の動きをする。根を張って敵の動きをの鈍くする妨害も行い、根を破壊すれば効果は消滅する。また、5の倍数ターンに「皆の痛み」という広域攻撃を繰り出すので、その前に、右枝か左枝を破壊しなければならない。
頭部に当たる部位「果実」を破壊すると他の部位が弱体化する効果をもつ。余裕がある場合は重点的に狙うのもよいだろう。
E.G.Oギフト
名称 | 効果 |
---|---|
黒檀のブローチ | 戦闘に突入する度、3ターンの間全ての敵に束縛2を与える |
幻想体情報
白雪姫の女王をモチーフとしているであろう幻想体。足は根となっておりそこから地面全体へと広がっているため、根の範囲内にいる者は足をとられてしまう。
精神を通じて話すことができ、「白雪を連れて来い」と言っている。観測によると、F-04-42と何らかの関わりがあるらしい。
また、薔薇の狩人のイベントではある選択肢で「物語は道理に従って進むべきものだと…俺の依頼人が言った。」と述べたことから、この幻想体は狩人に依頼して白雪を捕えようとしていると考えられる。
E.G.O「黒い枝」
この幻想体が抽出元と思われるE.G.O。
発動するとこの幻想体に似た衣装に変化。
性能はあらゆる種類のデバフを付与するもの。
E.G.O使用者
使用囚人 | ランク |
---|---|
ウーティス | HE |
考察
黒檀(こくたん)は高級木材として使われる木で、実は小ぶりながらも可食であり黄色、赤、黒の順番に熟す。
「白雪姫」という呼び名は、彼女が生まれる前に白雪姫の母である王妃が願った通りの、「雪のように白く美しい肌」に由来する。この時に王妃が願い、姫が有した身体的特徴には「雪のように白い肌」のほかに「血のように赤い頬(唇)」「黒檀のように黒い髪(瞳)」があった。
このことから考えると、「黒檀女王」というのは、
1.白雪姫と同様に美しい黒髪(瞳)を持っていた、白雪姫の産みの母である王妃
2.王子と結ばれたことで妃となった白雪姫本人
の二人のいずれかではないかと考えられる。
黒檀女王の林檎が白雪姫の林檎同様、『白雪姫』の話の中で役目を終えて消えるはずであった林檎から生まれたとするのなら、
物語序盤で死亡することなく実母が殺害計画の主犯となる初期の版に近い設定であるという前提を置かなければ林檎との接点が生まれない 黒檀女王=母親 説よりも、
黒檀女王=白雪姫説の方が可能性は高いだろうか。
余談
本来の危険度はWAWランクだが、クリフォト抑止力によりその能力は大幅に制限されているため、実質ZAYINランク程まで強さが低下していると思われる。
この黒檀女王の林檎はかなり初期に実装された幻想体のようで、Alphaバージョンのデモ動画や公開前の戦闘システム紹介等に姿を見ることができる。
2022年のTGSで行われた試遊会では幻想体戦闘として一通り遊ぶことができたこともあって、正式リリース前からLimbusオリジナルの幻想体として知られていた。
なお、設定の変更が行われたのかAlpha版や試遊会など一部の動画では、幻想体番号が「F-04-42-SP」と、現在とは異なるものになっている。
関連タグ
黒壇女王の林檎 誤字
以下1章ネタバレ注意!
もしかしたら後に出てくる黄金色の林檎と合わせての登場かもしれない。