ホルード
ほるーど
基礎データ
概要
進化したことにより体つきは良くなったものの、腹巻のような毛皮に覆われ、口元は口ひげを思わせるような茶色になり、まるで工事のオッサンのような外見になってしまった。女性的な姿を持つうさぎ仲間とは正反対である。このような見た目だがちゃんとメスもいる。
その耳は肥大化してパワーショベルのような形状とパワーになり、1トンもある岩を持ち上げるほどの怪力で硬い岩盤をもたやすく粉砕する。前述の容姿通り(?)工事現場で活躍する一方、仕事が終わるとダラダラと過ごすという、生態もどこか工事のおじさんとよく似たポケモンである。
耳は割と重量があるのか、ボールから出て着地するときに前のめりになる。アームハンマーを使えるが多分腕じゃなくて耳でやってるのだろう。もはやイヤーハンマーである。アームとは一体・・・うごご・・・。
進化したことによりじめんタイプが追加された。伝ポケを除くと第六世代で追加された唯一のじめんタイプポケモンである。
技のバリエーションこそ多彩とは言え、序盤出現のホルビーの進化形らしく種族値は低め。
いあいぎり、かいりき、なみのり、いわくだきを覚えるので、ものひろい要員兼秘伝要員としてオススメ。技マシンで入れ替えればあなをほるで洞窟の脱出にも役立つ。同時期に手に入るヤヤコマと一緒に旅をすると空も飛べるしクリア後にも役立つ万能雑用隊として旅や育成を手伝ってくれるだろう。
図鑑では力持ちであることについて書かれていてるものの、ステータス自体は防御向きの能力の持ち主……
と、言いたいところだが。
夢特性がまさかの「ちからもち」で、攻撃力が同特性のうさぎ仲間をもわずかに上回る、まさに図鑑通りの物理アタッカーに化ける。
メガガブリアスに次ぐ威力を誇るタイプ一致じしんを始め、ストーンエッジやワイルドボルト、一致ノーマル技としてはおんがえしにでんこうせっか、更にはスカーフと相性のいいとんぼがえりと、物理技のレパートリーがそこそこ多い。そして積み技もビルドアップやつるぎのまい、こうそくいどうとスキがない。ORASでは三色パンチ、イカサマ、はたきおとす、ばかぢから、けたぐり、いかりのまえばを教え技で習得可能になり、さらに器用さに磨きがかかった。
マリルリと違って、(太ってそうな見た目に反して)素早さはそこそこ高く、こだわりスカーフを巻くと抜ける相手が多いのも大きな差別点となる。
また、他のちからもちポケモンが火傷で弱体化するのに対し、こちらにはタイプ一致のからげんきが使えるという強みがある。
迂闊におにびなどを放てば超威力のからげんきで逆に半壊させられかねない。
低い種族値に収まりがちの序盤ポケモンのポジションながら、実用に耐えうるレベルどころかガチ級に食い込んでくるカロスの序盤ポケモンは何かがおかしい。
もっとも、真価を発揮するのはどちらもクリア後に夢特性が解禁されてからだが。